この記事について アセンブラでプログラムする場合、主に2通りの方法があります.アセンブラでプログラム全体を作る方法と、一部の関数だけをアセンブラで書く方法です.前者はアセンブラの可読性の低さを考えると現実的ではないです.というわけで後者が主流になります.一部の関数をアセンブラ、それ以外はCで書くという方法で、保守性と実効速度の高さを両立できます. 必要な道具 この記事ではLinux環境を想定しています.アセンブラは環境に強く依存するので、Linux以外では動きません.Linux環境で以下のソフトを用意してください. * gcc * nasm プログラムの作成 下のCプログラムmain.cと、アセンブラプログラムadd.asmをエディタで書いて保存しましょう. #include <cstdio> extern int asm_add(int a, int b); int main() { i