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TGS2024
qiita.com/NaHCO3
はじめに Python で競技プログラミングをしている人々の間では、「PyPy の文字列結合( += )は CPython のそれに比べてオーダーレベルで遅い」という罠はもはや常識になっています。 しかし、これは「PyPy の文字列結合が遅い」というわけではないのです。この間違った認識が広まっているせいで、PyPy が文字列処理に弱いようなイメージを持っている人も少なくないようです。1 この記事では、PyPy で文字列結合が O(N) かかる理由と、CPython だと O(1) な理由を説明するとともに、「CPython なら O(1) だから安心」という認識だとまずいぞという話をします。 ちなみに、記事内での計算量の表記に用いる N という文字は、ループ回数だったり文字列の長さだったりします。文脈から読み取ってください。 PyPy の += は遅いらしい こんなコードを考えてみます。
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