データの欠損値を表す NA 。その NA をモダンなパッケージを用いて処理する方法についてまとめる。特に vector と data.frame に対して NA の削除や置換方法を中心に記載していきたい。 ※ここで「モダン」と言っているのは、特に明確な定義があるわけではなく、最近開発されたパッケージという程度の意味である。 更新履歴 2020/5/18 文書の体裁を修正。 2020/5/3 {rlang} の %|% 演算子を追加。 2020/5/3 文書の体裁を修正。 方針 この記事では {dplyr} や {tidyr} などのパッケージを積極的に使って NA 処理をする方法を紹介する方針だ。もちろん {base} の機能でも基本的な NA 処理は可能だ。 例えば vector から NA を削除する場合には、