JavaScriptにおいて、関数や、オブジェクトのメソッドに引数を渡す際の扱い(Evaluation strategy)についてまとめておきます。 JavaScriptでは、関数呼び出し時に実引数のリファレンスが仮引数にコピーされて渡されと考えるとよいでしょう。この方式を「共有渡し」(call by sharing)あるいは「参照の値渡し」(call by value where value is the reference copy)などと呼びます。 他の言語でいうところの「値渡し」(call by value)や、「参照渡し」(call by reference)といった扱い方とは異なる点に注意してください。 イミュータブルな引数を渡す場合 数値や文字列(あるいはStringオブジェクト)のようなイミュータブルな値を引数として渡す場合、関数内で、引数の変数に別の値を再代入しても、呼び