はじめに 確率分布間の関係の理解を目的として、ベルヌーイ分布を起点に、様々な確率分布を生成する関数をPythonで実装し、まとめました。本記事は以下の方向けです。 基本的な確率分布は一通り勉強したことがある Pythonを触ったことがある 確率分布間の関係を理解したい 実装したPythonの関数は以下の通りです。bernolli、binomなどが関数名です。 例えば、一様分布は次の順にたどることで生成できます。 ベルヌーイ分布 -> 幾何分布 -> 指数分布 -> ガンマ分布 -> ベータ分布 -> 一様分布 関数名や確率分布の定義はscipy.statsを踏襲しています。 それでは、これから各関数を順に説明していきます。 ベルヌーイ分布 まず、出発点のベルヌーイ分布に従うサンプルを生成します。ベルヌーイ分布とは、「当たりが出る確率が$p$のくじを1回引いたときの当たり回数」に従う確率分布