サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ノーベル賞
sesenta.exblog.jp
雨のあと、昨日のせっかくのお天気に、ちょっと出かけてしまったので、今日こそはと思っていた外しごとが、また夜来の雨でお流れ。 思わぬ大きな地震のニュースに、こんなちょっとのお天気ぐあいで文句が出るのは慎まなければと思うものの、木も草も「春がきた」きぶんのなかで、また寒さがぶり返したら大丈夫かしら、と心配にもなります。 うちの畑のネギも(‥といっても、お向かいから抜いていただいてきたのを、活けただけの似而非ネギ畑で) みるみるうちにネギ坊主になりそうなので、やわらかそうなうちにどんどん食べるのが忙しいです。 このところ、パエリャ作りがおもしろくなって、週末メニューにまたこれを。ちょっと前まで、パエリャといえば手長エビとムール貝がなくてはできないもののように思い込んでましたけど、丸山久美さんのヒントをいただいてからは、それこそなんでもあり。 前にも作りました、このネギだけのパエリャ。ネギがふんだ
お鍋いっぱいできた「ゆずジャム」をお嫁入りさせるので、お道具代わりのスコーンをせっせこ作っているおかげで、少し慣れてきました。 このスコーンのレシピをお尋ね下さっていましたので、たしか一、二度‥と思って探してみましたら、もうずいぶん前のこと。せっかくなので、カメラマンにただ今奮闘中の最新版を撮ってもらいました。 [1] 薄力粉…200g , ベーキングパウダー…小サジ1/2 , 重曹…小サジ1/2 を混ぜて、二度よく振るっておきます。 [2] バター70g, レッドチェダーチーズ 30gは、小さいサイコロに切って、ラップして冷凍しておきます。蒸かしたカボチャ50gは、きれいなところをとってこれもあらかじめ冷凍。 [3] プレーンヨーグルトは、コーヒー用のフィルタなどで、一晩漉して水切りしておきます。 [4] 混ぜた粉と、砂糖10g(プレーンヨーグルトについている顆粒がちょうどいいので、いつ
寒くなって、なにがうれしいといって、おいしいジャガイモが食べられること。野菜村さんから大きさも形もさまざまなジャガイモが届く、この時季を待ちわびるジャガイモ好きのふたりです。 ほとんどのお野菜は、お向かいさんからいただく日常、ジャガイモばかりは、スーパーから買って帰ることになるので、うちの消費する量では毎日のお買いものがたいへんになります。 そんなわけで、ジャガイモだけはゼイタクさせていただいて、土間に段ボール箱がどんと置いてあります。 sseki様から、ネギとジャガイモのスープについて、お尋ねいただいていましたので、そのジャガイモを使って、あらためてプロセスを撮ってもらいました。 ‥といっても、じつはたいした手間のものではなくて、ほんとうに簡単なスープです。ポロネギとジャガイモで作った、ビシソワーズという冷たいスープがありますけど、冬には温かいのもいいかな、と考えたのが始まりで、ジャガイ
お定まりニャンニャンの日に間に合わず、またも一日遅れのニャンコ登場ですみません。上のカットは、うちの母屋の屋根の上で、東から日が登ると、いちばんに陽があたる場所で、こんなぐあいに日なたばっこを始めるニャンコの一団です。 さして広くない屋根の上でも、猫たちにとっては自分たちの天下で、思い思いに毛づくろいをしたり、ストレッチをしたり、いい朝の時間を過ごしてます。 写真ではどれが頭やらシッポやら‥という感じですけど、全部で7匹、ことしイチジクの被害をカラスから守ってくれたドラちゃんたちというのは、この面々で、その働きに免じて屋根の上の居住権を許していて、馴らしもせず、こわがりもしないという間柄です。 じつは、このコたちを大目に見ているわけは、それだけではなくて、7匹ぜんぶが、うちのチビちゃんとどこかで縁続きなのです。それが母親ネコだったり、おじさん・おばさんだったりして、一団で暮らしていた中で、
問題の「激辛」ハバネロに、たくさんのアドバイスをまことにありがとうございました。皆さまの「貴重な」ご体験をじゅうぶん参考にさせていただいて、うかつなことでご心配をかけるようなことのないように、気をつけて対処いたします。ほんとうに得がたい情報を、厚くお礼申し上げます。 ところで今日は「辛」ではなく「甘」いほう。「おいしいから」と、こんなメープルシロップをいただいたので、パンケーキを焼きました。 ケーキミックスは香りが強すぎるとsesentaが敬遠するので、薄力粉100gにBPと重曹各小サジ1/2、玉子1コ、牛乳120cc、ヨーグルト60ccに砂糖大サジ1/2、塩ひとつまみと溶かしバター少々‥堀井和子さんのレシピで焼きました。甘さをおさえた素朴な感じのパンケーキが、さらっとして香りも控えめの、いただいたメープルシロップに、よく合いました。 こんなパンケーキなど、朝の食卓用に、またリンゴジャムを
きのうのニンニクごはんのレシピを物色していたときに、おおつきちひろさんの同じご本の中で見つけていたスープ。お肉っ気いっさいなしで、もう終わりに近くなった畑のトマトも存分に使えます。 おおつきさんの、もとのレシピではニンニク5片となっているところ、さすがに3つに減らしましたけど、そのかわりトマトとキャベツの量は倍以上にしています。 厚手の鍋に、多めのオリーブ油でニンニクのスライスを揚げ炒めにし、色づいたらうす切りの玉ねぎを加えて、これも色づくまで炒めます。 つぎに、粗みじんのトマト、モロッコいんげん、最後にキャベツのせん切り、の順に加えてよくかき混ぜて、火をとおします。 チキンスープの素をお湯でといて、鍋に加え、フタをせずにそのまましばらく煮ておき、キャベツが柔らかくなったら、でき上がり。黒粒コショウをたっぷり挽いてかけました。 お手本では、バゲットを揚げて添えるので、これはトマトの濃厚な味
先日の「9月になれば」のところを読み返しているうちに、もう一度この映画を見てみたくなって、sesentaにネットで手に入れてもらいました。ちょうど9月の2日に、新訂版が出たとかで、映画館のシルバー料金2人分より安くなったのがうれしいです。 さっそくの映画鑑賞、60年代の映画とは思えないくらい、画面がきれいで、出てくるファッションといえば、胸の大きく開いた、パニエの入ったワンピースでとても懐かしいです。 この映画を見に行ったころの私はといえば、たしか黒地にピンクのハートのプリントの、自分で縫ったワンピースで、キャピキャピしてました‥なんて、どうぞ想像してお笑いください。 ところで、きょうのお料理。私にとって9月といえば、やはりじゃがいも。北海道の野菜村さんから、ご案内の届くのが待ち遠しい季節です。 暑いさなかのごはんには、ちょっと尻込みしますけど、すこし涼風の立ってきた夕ごはんには、とろみの
京のむかしばなしです。 町の小さなお寺に、親孝行な坊さまが年老いた母親と暮らしていて、あるとき、この母親が重い病にかかり、この世のなごりに「蛸が食べたい」というので、修業中の坊さまは思い悩んだあげく、装いを変えて蛸を買いに行き、運わるく人目についてしまいます。 もうこれまでと観念して、ただお経をとなえて、手に持つ包みをあければ、蛸はありがたい経文に変わっていた、という蛸薬師の由来。これは息子が小さいころの「日本むかしばなし」のTVアニメにもありました。 そんな、むかしばなしの中にもとけ込んでいるようなタコが、洋風のお料理にもなるということを知ったのは、ずいぶんあとのこと‥。 若いころは、外国の方はタコを食べないと思っていたので、スペインのタコ料理には、最初ちょっとビックリしました。そして、トマトやじゃがいも、それにたっぷりのニンニクと合わせるレシピを知って、そのおいしさに二度びっくり。 タ
きょうは「雨」の予報だったので、心待ちにしていたのですけどとうとう降らずじまいでした。まだ蝉の声も聞いていないというのに、すっかり真夏のような暑さ。今日などは、室内で仕事をしていても、ちょっとクラッとするような午後でした。 こんなとき、食事をいいかげんにしてしまうと暑さに負けるので、お昼にお野菜をたっぷり食べられるメニューにします。 豚のかたまり肉に塩をすり込んで、冷蔵庫で5日ほどおいた「塩豚」を、鍋に水とネギ、ニンニク、ショウガ、唐辛子、昆布、粒コショウなどを入れて茹でます。 この茹でたあとの茹で汁は、栄養分も、いいお味も出ているので、高山なおみさんのレシピどおりに、この茹で汁を使って水かげんして、ささがきのゴボウとせん切りショウガを入れたゴボウごはんに炊いておきます。 生のお野菜をうんと食べたいので、大根、ニンジン、セロリ、みょうが、キュウリなどをせん切りにしてお皿に並べておき、これを
うっかり「予告」なんてしてしまいましたので、ピクルスレポートをさせていただきます。いつもどおり、ご経験豊富な皆さまのアドバイスを期待させていただきつつ。 キュウリは、大き過ぎないものを選んで洗い、ボウルに入れてキュウリの重さの10%の塩をまぶします。(1) 全体に平均に重さがかかるように中フタをかぶせ、重しをのせて、一晩ほどおきます。(2,3) 水があがって、しんなりしたキュウリをふきんを敷いたザルにとって、水を切ります。(4) 漬け込む保存ビンなどに、向きをそろえて並べるように入れ、お酢をキュウリがぜんぶ漬かるだけ入れて、量をはかります(お酢は、下のようなふつうの米酢です)。 そのお酢を鍋にうつし、スパイスを入れて火にかけます。(5) スパイスは、A/ローリエ、B/赤唐辛子、C/黒粒コショウ、D/八角(スターアニス)、E/丁字(クローブ)、F/カルダモン、G/桂皮、H/コリアンダー、I/
お昼をご一緒しましょうと来ていただいたお客さまに、なんとなくモヤモヤしたお天気なので、気分がしゃんとしそうなインド風のカレーを昨日から仕込んでおきました。 トリむね肉を皮をとってひと口大に。ヨーグルトに、おろしたニンニク、ショウガと、ガラムマサラ、コリアンダー、クミン、ターメリックなどの香辛料と塩を混ぜた中につけ込んでおきます。 サラダ油を熱した鍋に、カイエンヌペッパーと上のトリ肉をつけ汁ごと入れて炒め、水を加えて30分ほど煮ます。 これに、別の鍋でうす切りの玉ねぎをサラダ油でよくよく炒めたのを加え、ヨーグルトを入れて、さらに30分ほど煮こんで、カレーはでき上がり。 2種類のサブジは、サラダ油でまず玉ねぎをよく炒めます。水を入れたボウルに塩少量を加え、クミン、ターメリック、レッドペパー、コリアンダーを入れてよく混ぜておき、これを玉ねぎに加えます。次にトマトのザク切り、つぶしたニンニク、おろ
スーパーの売り場に、色のきれいなブロッコリがたくさん積み上げられて、お値段も手ごろなのがうれしいです。 ブロッコリという野菜は、私たちの若いころには見た記憶があまりなくて、webで得た知識では、日本に入ってきたのは明治の頃、それが一般に食卓に上るようになったのは昭和40年代以降のことだといいます。 そういえば、前にも書きましたけど、sesentaがまだ駆け出しのデザイナーだったころ、お取引先のえらいさんに連れられて、今はなくなった本町の大阪国際ホテルの中華レストランでブロッコリーのオイスターソース炒めをごちそうになったというので、「うまかったー」と帰ってから興奮して話してくれました。 それが、いかにもおいしそうで、なんとか私も食べたくて、はじめてのブロッコリとオイスターソースを買いこみ、炒めものを作ってみたのが、そもそもうちでのブロッコリー元年でした。 そんなきっかけがあるものですから、新
お客さまの準備などで、とりまぎれて3日ほど空いてしまったあいだに、「じゃがいも入りオムレツ」についてのお話をたくさんありがとうございました。お母さまのおつくりになった、さまざまな「じゃがいも入りオムレツ」に、家庭料理のいちばん大事なものを見せていただいた気がしました。 週末のお客さまのなかに、うんと若い青年がお一人、その方のお祖母さまが73才、とおっしゃいましたから、ぴったり「孫」年令です。並みたいていの量ではお腹がふくれないだろうと、あれこれ用意したなかに、いつものスコーンも。それがとてもお気に入って下さって、お決まりどおり、まずはじっこから消えてなくなり、全形のほうも、きれいに完売いたしました。 それがうれしかったので、前にスコーンのレシピのお尋ねもあったのを思い出して、プロセスを再現してみました。パンやお菓子の研究家さんがたくさんいらっしゃるのに、お見せするようなものではないのですけ
お正月だから、鯛くらいは用意しなくては、と暮れの魚やさんにお願いして、小さな、それでも出処のたしかなのを1尾、買って冷凍してありました。 ただ「睨む」だけでおいておくのは、うちの主義に合わないので、これをチャンスに「しおがま」にチャレンジ。ただ、いわゆる塩で塗りかためるのだと、やはり塩分の多いのが気になります。 パンツェッタ貴久子さんの、「嫁入りレシピ」のなかのレシピでは、小麦粉の生地に塩を混ぜて(といっても、塩のほうがずっと多いのですけど)パイのように包んで焼くやり方なので、これなら塩の量もかげんできて、成形も失敗せずにできそう。 鯛はまず、内臓を出してよく洗い、ウロコもとります。水気をよく拭いて、お腹にイタリアンパセリをつめておきます。 強力粉250gに、天塩250gを混ぜ、水150ccを加えて、少しこねます。まとまったら、6:4くらいに2つに分けて、まず多いほうをめん棒でのばし、鯛を
東京から、ドラム息子カップルが久しぶりに帰ってきましたので、いつものリクエスト、ローストビーフを焼きました。レシピは、いつもの上野万梨子さんのご本がベースです。 赤身のかたまりを、形よく焼くために、まずタコ糸をかけてしっかりしばります。オーブンに入れられる鍋にサラダ油とパターを熱して、しばった肉を表面がきれいに色づくまで、返して焼きます。表面をぜんぶ焼いて、肉のジュースを閉じ込めたら、ニンニクとセロリ、玉ねぎ、ニンジンなどの、大きく切った香味野菜を周りにしいて、野菜の味をうつします。 まわりの油を、肉の上からかけて、240℃に予熱したオーブンに鍋のまま入れ、約15分、途中5分おきに鍋の油をかけながら、焼きます。 焼きかげんの見きわめは、肉の大きさや状態によっていろいろなので、かかる時間も違ってきます。金串をさして、中央部の温度がほどよい温かさになっていれば、最後に火を弱めて、温度を200℃
まだ夏きぶんになるには早いですけど、ゴーヤが安くなっていたので、買ってきました。降ったりやんだリのうっとうしいお天気なので、せめてカラッと明るい食卓にしたくて。 煮干しの頭と腹をとって、ゴマといっしょにフライパンでから炒りします。パリッとしたら、ゴーヤをたて半分に切って、3〜4mmの厚さに輪切りにしたものを入れて、ゴマ油で炒めます。 ゴーヤが少ししんなりしたくらいで、赤米入りの十穀ごはんを入れて、いっしょに炒め、ナンプラーとバター少々を入れて、味をつけます。 フライパンを返して、ぱらっとするようになれば、できあがり。 いつもは、このゴーヤチャーハンだけで、ちょっとさびしいところ、きょうはまた、フレッシュなサニーレタスをいっぱいいただいたので、これをダイナミックに盛り合わせて、文字どおりサラダのようなごはんです。 レタスの葉に、ゴーヤとごはんを載せてくるみ、手巻きのように食べるのもおいしいで
先日の刀切饅頭(タオチエマントウ)は、わが家の口うるさい審議委員にも、おおむね好評だったのですけど、でもそのあとで「ちょっとソフト過ぎるかなあ」とあと出しのひと言。本場で食べた記憶なんて、10才ちょっとの頃のはずなのに、きびしいことを言います。 ウー・ウェンさんの、別のご本にチェンメン(銭面)マントウというレシピで紹介されていた、発酵種からつくる、ちょっとひと手間多いマントウの生地を作ってみました。 200gの薄力粉を半分ずつにして、その一方をボウルに入れてドライイースト小サジ1、グラニュー糖大サジ1、塩ひとつまみを入れて混ぜ、100mlのぬるま湯を2〜3回に分けて加え、菜箸で混ぜます。 最初は粉がふつうの半量ですから、どろどろの生地ができるので、そのボウルに固くしぼったぬれ布巾をかぶせて、室温で1時間、一次発酵させると、イーストの発酵した匂いがして、ぷつぷつ気泡が出ます。 このボウルの種
朝夕、かなり冷え込むようになりました、お変わりありませんか。 青森のほうでは、この時季に記録的な大雨でしたとか、お見舞申し上げます。 ふだんの食卓にも、「湯気」の恋しい昨日、今日です。お知り合いの若い方から「花巻」の作り方をお尋ねいただいていたので、今日のエントリーをかねて、作ってみました。 (1) 薄力粉200gと、ドライイースト小サジ1、グラニュー糖大サジ1、塩1つまみをボウルにあわせ、ぬるま湯110cc を3回ほどに分けて加え、菜箸でかき混ぜます。 (2) 手でこねます。まとまってきたら、サラダ油大サジ1を入れて、 (3) 台の上で、おし伸ばしてこねる。 (4) まるめてボウルに入れて、一次発酵。 (5) 乾かないよう、二重にしたポリ袋に空気を入れてふくらませ、生地を2倍にふくらませる。 (6) とりだした生地を、20×40cmくらいの長方形に伸ばし、 (7) 塩を少々ふってのばし、
先日、お豆腐を入れて作った黒酢のスープが、新しい味との出会いになって、その後もなにかと黒酢の中華風を楽しんでいます。ウー・ウエンさんのご本(「黒酢でおかず」)をパラパラ見ていたsesentaが、「あ、これうまそう」とリクエストしたのは「手羽中と長ねぎの黒酢煮」です。 次の日、いつも通りウォーキングの途中で寄ったスーパーで、私の注文外で買ってきたのは「手羽元」が2パック。「あ、本のは手羽中かー」と気がついて、「でも、このほうがでかくて安いから」と反省しない、困ったちゃん。 とはいうものの、私も大いに興味のあるレシピ、さっそく長ねぎも仕入れてきました。この手羽元には、皮も脂もたくさんついているので、年寄り用としては、ぜんぶ切り落としてしまいます。 テフロン加工の、中華鍋にほんの少し油を引いて、手羽元を並べ、色づくまでゆっくり焼きます。焼き色がついたら、酒、砂糖、しょうゆ、水少々を加え、煮汁が煮
「ニンニクの旬っていつ?」というたらちゃん様のお尋ねに、さて、私もこれからで‥と考えてたら、早速にみみ様からのお話ありがとうございました。皆さまがたの情報もいただいて、まさに、ときは今 ! 来年の今ごろには、私も旬のニンニク収穫のご報告ができるようにがんばります。 ただ今は、ピクルス作りのまっ最中です。毎朝のようにいただく、若くてみずみずしいキュウリが少しずつ残ると、その重さの10%ほどの塩で、まずかんたんに重しをのせて、半日から一日ほど圧しておきます。塩の量が多いようですけど、少ないとカビが出ますし、漬けているうちに水が出て、塩もうすくなってきます。 この、水が出たキュウリを、ざるに揚げてしばらくおきます。 米酢に、赤唐辛子、桂皮、黒コショウ、白コショウ、カルダモン、クローブ、オールスパイス、スターアニス、コリアンダーなどのスパイス(いずれも、ホールのまま)、それにローリエを入れて、鍋
4/14の記事に、dami様からカブのスープについてお尋ねをいただいて、ありがとうございました。私自身もどこに何があったか検索に迷うことが多くて、すみません。りす様がすぐにコメントでご案内して下さって、助かりました。ほんとにありがとうございました。 いつもくり返し出てくる、この「カブのスープ」、なんの工夫もないので、あまりていねいに書いたことがありませんでした。そこで、今日はおさらいをいたしました。 残念なことに、もうカブのシーズンを過ぎてしまっているので、寒中にお向かいからいただく、雪のような肌のりっぱなカブがありません。スーパーで1束150円の小カブを買いました。 葉をとって、ひとつ150gほどのカブが3つ、せんいを切る方向で適当な厚さに切り(写真1)、300ccほどの水にバター少々を落としたところに入れて、しばらく煮ます(写真2)。 柔らかくなって、粗熱がとれたら、煮汁ごとミキサーに
毎年、はるか遠くから春のお便りが届きます。まだ雪の残る、道南黒松内町からしおのや窯元さんが送ってくださる「緑のダイヤ」山菜のギョウジャニンニクです。 ていねいに梱包してくださった紙を広げると、その名のとおりの野趣あふれる香りが‥。 この香りを生かそうと、いただくたびにあれこれと考えて、肉みそにしたり、トンカツに挟み込んでみたりと楽しませていただきます。今年は、こんなのを作りました。餡餅です。 餡餅とは「あんころもち」ではなく「シァンピン」、ギョウザの中味のようなあんを詰め、伸ばして焼きます。いつもの、ウー・ウェンさんの「北京小麦粉料理」にあるレシピで、ニラをたくさん使うところを、行者ニンニクにおきかえてみます。 豚肉のバラとロースを半々に200g、細かくたたき、酒少々を加えて手でよく混ぜ、しょうゆ、塩、コショウで味をつけます。根の部分をとって細かくきざんだ、行者ニンニクを加えてさらに混ぜ、
ここのところ、お米の減りかたが早い、と思ったら、どうやらパエリヤを頻繁に作っていたせいでした。ごはんにお味噌汁、というふだん型の食事なら、ふたりともごはんは一膳で、炊飯器の中身がそんなには減りません。その点、ごはんとおかずがいっしょになったようなパエリヤは、ついお腹に入ってしまいます。 お肉っけがそれほどなくても、野菜たくさんでパエリヤができる、と分かってから、いろんな組み合わせを試してみるのが楽しみです。この丸山久美さんご推薦のレシピも、いつでも家にある3つの野菜を使って、とてもおいしくできました。 まず、チキンブイヨンを溶かした水を煮立てて、そこに乾燥焼きしたサフランを加えてスープを作っておきます。 繊維にそってうす切りにした玉ねぎを、パエリヤ鍋にオリーブ油を熱して炒め、5mm厚さのじゃがいもと小さく切ったベーコンを加えて、よく炒めます。パプリカ(粉)を加えて混ぜます。 お米2カップを
暖かいお天気のあとは、また冷たい雨になりました。もう咲きはじめた水仙や、これから芽吹いてくるチューリップのまわりの土を、ほぐしてやりたいと思っているのが、今日もまたおあずけです。 お客さまのときのお料理は、まったく写真に撮っていなかったのですけど、前もって作っていたこれだけがありました。花巻のために作っておいた、肉みそ(炸醤)です。 豚バラ肉200gは包丁でたたいて、ひき肉より大きめにきざみます。 サラダ油を熱した中華鍋で豚肉を炒め、よく火が通って油が出てきたら、ネギ、ショウガのみじん切りを入れて炒めます。そこに、みそ500gを入れて、さらに炒めます。このみそは、3年前に仕込んだぶんの手前味噌で、色はこんなに濃くなっていますけど、味はうんとまるいので、これは甜面醤のかわりに、よく使います。 ぶつぶつ煮立ったら、火を弱めて水を大サジ2ほど入れ、これを2〜3回くりかえす。こうして油を十分出させ
コカのプロセスを載せます、とお約束したのですけど、ちょっと気恥ずかしくなるほどかんたんなのです。一応イーストは使っているので、発酵時間は少しとりますけど、こねたり、叩きつけたりという作業なしで、まぜる時間は5分ほど。あっけないくらいです。 強力粉 250g ドライイースト10g 砂糖 5g 塩 2.5g 水 150cc オリーブ油 40cc ボウルに強力粉、イースト、砂糖、塩を混ぜ、その中央を凹ませて、そこにオリーブ油と水を注いで(写真2)、箸でかき混ぜます(3,4)。 全体に水分が行きわたったら、あとは手を使ってまとめ、(こねるのではなく)ざっとまとまったらラップをかけて1時間ほどおきます。 時間がたってふくらんできたら(6)、生地を台の上に出してまとめ、半分に分けて、ピザに比べたら、うーんとうすく麺棒で伸ばします。直径28cmくらいのが2枚できます(8)。 今日は
またまた、とても年寄りの食事らしくないものをお見せして、恐縮です。じつは、東京のほうから、息子がちょっと帰ってきていて、そのごはん。昨年のちょうど今ごろ、手づくり披露パーティを皆さまにまで見ていただいた息子が、お嫁さんといっしょに、まる一年ぶりに来てくれました。 来るにあたって、あらかじめ電話が入って、食べものの注文あれこれ‥ブログを見られているものですから、秋の色みほんのスープに、ほうれんそうのサラダに、焼肉のタイサラダに、きのこの煮込みに、スコーンに、カボチャのプディングに‥‥なにしろ、ターキーを焼いて披露パーティをしろというくらいですから、無理難題には慣れている、さすがに親です。 とにかく、東京暮しでは、二人ともじゅうぶんお野菜も食べられていないでしょうから、お馬さんなみにお野菜づくめにしてやりましょう、ときょうはその第一弾。 粗くきざんだ玉ねぎをザルいっぱい、オリーブオイルで濃い色
季節がめぐってくると、昨年作ったものにまた出会います。ブログのお仲間に入れていただいたおかげで、一年のあいだに、新しいことを学んだり、自分自身のチャレンジの材料をもらったりと、同じことをくり返しながら、これでもちょっと進歩したなあ、と実感できるのがうれしいです。 ことしも、バケツ単位で茄子をいただいたので、大わらわでオイル漬けをつくっています。茄子に種がふえて、皮がかたくなるまでの、今がベストのタイミングです。 くわしい手順は、昨年の10月21日に出ていますので、今年はそれよりすこし大きめの写真で。 一日塩漬けにした茄子の水をしぼって、水とワインビネガーで茹で、タオルに広げて干します。昨日はずーっと雨もようでしたので、ダイニングテーブルの上に広げてあって、そこいら中ワインビネガーのにおいでした。 すこし水気のきれた茄子を、ニンニクスライス、赤唐辛子、バジルの葉と交互にビンにつめて行きます。
私が高山なおみさんに惹かれるのは、あの自由奔放な発想の広さもですけど、できたお料理につけられるタイトルもポイントのひとつです。例えば、この「まるパン」。分厚くて大きいチャパティのような形をした、じつに素朴な雰囲気で、そういわれれば、「まるパン」というプリミティブな呼び名がぴったりなんです。 強力粉300gにオートミール100g、ドライイースト小サジ2、砂糖、塩を混ぜます。 もとレシピでは、砂糖・塩が、各小サジ1となっていますけど、うちは例によって塩小サジ1/4に減らしています。あとでバターも入るので、これで十分のようでした。 ここに溶かしバター40gを入れ、よくすり合わせたら、ぬるま湯220mlを加えてまとめます。生地を台の上に出してこねます。 こね終わったら、パンづくりの要領でビニール袋に入れ、輪ゴムで閉じて、30度Cくらいののところで30分発酵させます。 約2倍の大きさになり、指で押し
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『ばーさんがじーさんに作る食卓』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く