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ミックスの中に埋もれて、音量を上げても耳に痛い部分だけが強調されるボーカル。いくらディエッサーをかけても、一向に良くならず、音がやせ細っていくだけ。一体何を見逃しているのでしょうか?特に、DIY気質のアーティストさんにオススメできる記事に仕上がっています◎ 「耳に痛い原因」を作ったエンジニアリング・ミスを特定する 一口に「細くて耳に痛いボーカル」と言っても、いろんなケースがあります。 声に対するマイクの選択が良くなかったり、収録時のマイクからの距離が不適切だったり、いわゆる「ドンシャリ」系EQやマキシマイザーが掛けられていたり、コンプの設定が未熟であったり、などなど。 誰もがエンジニアを名乗れる昨今の代償として、どれもありがちなシナリオではあります。まあ、今どき「ドンシャリ」って言葉もいい加減ダサい筈なんですけどね…。 「ブリティッシュな音」みたいな空気ワードよりはマシですけど。 総意とし
複雑に考えられがちなドラム・レコーディングですが、ロック・マニアやオーディオ・マニアの愛聴盤、「Led Zeppelin I」のドラムがマイク3本で録音された事をご存知ですか?この仕事を成し遂げたグリン・ジョンズのテクニックを押さえ、積極的な音作りに応用しましょう。 Glyn Johns(グリン・ジョンズ/グリン・ジョーンズ) グリン・ジョンズは英国のプロデューサー/エンジニアで、音楽シーンにおいてこれまでに有り余るほどの功績を残してきた大人物です。ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、ザ・フー、ボブ・ディラン…とにかく、例を挙げればキリがありません。 グリン・ジョンズは、2017年現在、75歳になった今でも、現役で制作に携わっています。 数々の分野において常識を破ってきたグリン・ジョンズ。エンジニアやプロデューサーがスタジオから離れ「フリーランサー」になった事
DAWの新規セッション作成で16bitを選んだら良いのか24bitを選んだら良いのかよく分からない!どっちにどんなメリットがあって、何の為に設定するの?「ゲインステージング」という音楽制作に不可欠な概念と絡めて、レコーディングにおけるビット数の扱いをみていきましょう。 s/nが高いほど、クリアで忠実性の高いレコーディングができる 機材のレビューなどでよく「s/n比が~」という表現を見たことがあるかと思います。s/nは「signal to noise ratio」のことで、日本語では「s/n比(えすえぬひ)」と読みます。レコーディングをするときは必ずノイズの影響を考えなければなりませんが、簡単に言うと、s/nとはノイズの聞こえ方に関する指標で、この数値が高いほど肝心のオーディオに対してノイズが目立たなくなる事を示しています。 音質という意味で、音の最初の入り口となるステップはレコーディングで
1950年、ポーランド移民であるチェス兄弟によって設立されたチェス・レコード(Chess Records)は、1950~60年代を通してブラック・ミュージックの需要を開拓し続けた、アメリカ史上もっとも先進的であったといえるレコード・レーベルのひとつです。 今より遥かに人種格差が大きかった当時において、チェス・レコードが標榜したのは、局地的なアフリカン・アメリカン・コミュニティを超え、ブラック・ミュージックの需要を白人社会へとクロスオーバーさせる事でした。 シカゴという都市を舞台に、ローカル・コミュニティと南部移民のかかわり、また、英国に端を発する白人ティーンエイジャー・カルチャーなどが偶発的に交差し合い、およそ20年間という時をかけ、チェス・レコードはアメリカの一大レーベルへと発展していきます。 チェス・レコードの歴史を俯瞰する事は、そうした意味で、アメリカ音楽を通じた人種観念に対する社会
Addictive Drumsシリーズは人気のドラム音源ですが、音に特徴があり過ぎる為、使うと分かる人には分かってしまいます。でも、サウンド傾向を分析して、その要素を排除する事で、意外とナチュラルなサウンドを作ることもできます。 Addictive Drumsの弱点(クセ)を知る Addictive Drums 2特有の「デジタルっぽさ」は、大きく分けて2つの要素からきています。 弱点その①:室内残響音の再現性の限界 前回「Addictive Drums 1」の話の時も触れましたが、「自然な室内残響音のエミュレート」というのは、非常に難易度の高い問題のはずです。 音は本来、空間中のいろいろな要素に影響を受けながら、マイクに届きます。 壁の材質、天井の高さ、部屋の広さ、温度、湿度、カーペットの場所、調度品の位置、そしてドラムキットそのものや設置場所、プレイヤーの叩き方、スティック、チューニン
iPhoneレコーディングが本番に使われた前例は、すでにたくさんある! レコーディングの本質は、アーティストの最も優れた瞬間を捉えることです。 言うまでも無く、できる限り優れた音質を担保する事もエンジニアの責務として重要ですが、究極的な優先順位として、音質の問題が「捉える事自体」に先行すべきでは無いと、個人的には思っています。大切なのは双方のバランスを保つ事であり、バランス判断の根拠は、いつでも「音楽としての価値」という原点に帰結すべきでしょう。 例えばいま、技術的に素晴らしいアーティストさんが、限られた時間枠のスタジオで95点のパフォーマンスを発揮出来たとする一方で、自宅で何気なく仮収録したiPhone素材が100点満点だったとします。こんな場合、皆さんならどうしますか? 僕であれば、スタジオのパフォーマンスを基本トラックとして添え、iPhoneレコーディングが絶対的に優れている部分があ
音作りに活かす「エフェクト」としてなのか、なるべく自然にピークを削る為の「調整」なのか?コンプレッサーの役割を知り、適材適所の活用法を身につけましょう◎ 関連記事:コンプレッサーの使い方:アタック・リリースと音の関連性 スレッショルドの役割 コンプレッサーは、ある一定のラインを越えた音量を小さくする為のツールですが、その「ある一定のライン」を設定するのがスレッショルドの役割です。日本語では「しきい値」とも呼ばれています。 スレッショルドは、手動で自由に設定できる事もあれば、モデルによっては自動で設定されたり、固定であったりと、ノブとかツマミ自体が存在しない場合もあったりします。 たとえば、クラシックなコンプレッサーの名機として知られるLAー2Aや、1176には、「スレッショルド」のノブやツマミはありません。 ProToolsに標準搭載されている1176のデジタル・エミュレート・プラグイン「
「APIの音」—。究極的に言えば、その正体は「オペアンプ2520の音」であることに限りなく他なりません。いつ誰がなぜそれを発明したのか?そして、その人物は一体どんな半生を歩み生きたのか?時を遡り、史実に肉薄します。
「アメリカーナ」という比較的新しい音楽ジャンルをご存知ですか?50年代中期から60年代後期頃までのサウンドを現代的にアレンジした独特の土臭さが特徴的です。そのサウンドの肝でもあるドラムに焦点を当て、レコーディングからミックスまでの基本的な手順を紹介します。 前置き①:アメリカーナというジャンルとサウンドについて まず、これからやろうとする手順や意味を正しく把握するために、アメリカーナというジャンルと、そのルーツとなっている音楽などについて簡単にさらうところから行ってみましょう。 知ってる人や急いでる人は「手順」まで飛ばしても構いませんが、オリジナルを遡って分析する行為は大事ですので、いずれ視野に入れてください。 「アメリカーナ」とは? 「アメリカーナ」というのは比較的新しいジャンルで、言葉自体が広く認識されだしたのは、大体2000年以降です。 明確な定義がある訳ではありませんが、広義の建前
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