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ショッピングの起点としてのAmazon コロナ禍によってEコマースの総流通量が全世界的に増えています。そして、その恩恵は(情報流通の胴元である)大手プラットフォームが優先的に享受しているようです。 CivicScience が2020年5月に行ったサーベイによると、回答した 2,200人の米国人の約半数(47%)が Amazon をショッピングのスタートページとしているとのこと。 リンク:CivicScience | Most Americans Still Start Product Searches on Amazon Before Google この調査は定期的に行われているもので、2019年に行われた前回の調査もほぼ同じ割合だったようです。 つづいて、以下はパンデミックの影響でオンラインでの買物が増えた/減ったと回答した人のグラフです。いずれの場合でもスタートページは Amazon
Chromeでの 3rd Party Cookie のサポートが段階的に廃止 2020年1月14日、Googleは Chrome での 3rd Party Cookie サポートを段階的に廃止する予定だと発表しました。目標を2年以内と置いていますので、2021年末頃が目処でしょうか。 リンク:Building a more private web: A path towards making third party cookies obsolete 今後は 3rd Party Cookie の代替として、2019年の夏に公開されたプライバシー保護を目的とした API である Privacy Sandbox を通じてトラッキングやターゲティング機能を補完していくようにしたいとのこと。 Privacy Sandbox を外部のベンダーが活用するための具体的な機構としては、Chrome(ブラウザ
YouTubeが検索パートナーの一員に Google の検索連動型広告のパートナーに、YouTubeが追加されるようになりました。 参考リンク: Googleは、2019年1月30日に San Jose で行われたカンファレンス「SMX West」の中で、検索連動型広告のテキスト広告が YouTube に拡張できるようになったと発表しました。 これにより、今後はGoogle広告の検索キャンペーンで「検索パートナー」をオンにしている場合、ユーザーがYouTubeでそのキャンペーンに関連するキーワードを検索すると、テキスト広告が表示される可能性があります。(デフォルトの設定では、「検索パートナー」はオンになっています) Googleのヘルプでも、既に記載が更新されています。 検索パートナーを使用すると、YouTube などの Google のサイトのほか、Google 以外の数百ものウェブサイ
2018年5月に Interactive Advertising Bureau(以下:IAB) から発表されたデジタル広告のインハウス化についての報告書「Programmatic In-Housing(プログラマティック・インハウス)」について、 日本語で解説した記事を同年の8月に書きました。 IABが多くの広告主の声を拾い上げてまとめた調査報告サマリーは時の経過に耐える普遍性があり、記事から半年近くが経った2019年初頭の現在でも、報告書が示すインハウス化のメリット・デメリットや、向かうべき課題と対処法は依然として有効です。 企業はそれぞれ業種や段階、規模が違いますが、IAB の報告書を精読して自社の事情に当てはめてみれば、それぞれの事情に合わせて、現時点でなすべきことを比較的シンプルに導き出せるのではないかと思います。 より一層、「広告のインハウス化」はホットトピックに あれからしばら
類似パターンがさらに拡大 2018年9月6日、Google広告(旧AdWords)の検索広告において、マッチタイプの一種である完全一致の「類似パターン」がさらに拡大され、同じ語句の言い換えや同じインテントを持つ別の表現なども対象になることが発表されました。 今回の変更は、2018年10月から英語圏で開始され、その後数ヶ月かけて他の言語でも展開予定とのことです。 参考: Google's exact match close variants expand again: Now include same meaning variations - Search Engine Land Match the intent of a search with close variants - Google Ads Help そもそも類似パターンとは 類似パターン(Close Variants)とは、完全
「インハウス化」の背景 現在は、デジタル広告市場の大半を Google と Facebook の2社が担う、複占(Duopoly)の時代です。どちらもセルフサービス型での出稿が基本になっており、膨大なユーザーデータと機械学習の恩恵を十分に受けられるプラットフォームになっています。 参考:すべての広告主の手に機械学習を - Google 広告主コミュニティ 市場を牛耳るこの2つの巨人は、単に市場規模や集客への影響力が大きいだけでなく、数年来議論になってきた広告のビューアビリティやブランドセーフティの問題でも他のプラットフォームより対策が進んでおり、広告配信における手法の多様性や選択肢の多さは際立っています。これまで多少のスキャンダルはありつつも、デジタルを主戦場とする広告主にとっては常に最優先の選択肢であり、両者に先んじて他のネットワークを優先する理由は、(Amazon等の強力なライジングス
DoubleClick Bid Managerで音声広告の取扱いがスタート。〜2018年は音声広告の夜明けか? DBMで音声広告が正式に開始2018年5月30日、Google は自身の DSP である DoubleClick Bid Manager(DBM) で、すべての広告主が音声広告(Audio Ads)を出稿できるようになったと発表しました。 参考:DoubleClick Advertiser Blog: Digital Audio Ads come to DoubleClick 既に2017年にはパイロットユーザーでの成果が公表されており、ブランド集客のコンサルティングを行う MightyHive が、消費財ブランドのキャンペーンで DBM の音声広告を利用して、750万回以上の広告表示(音声広告なので≒再生)、ブラウザやアプリを通じた7,500回以上のクリック(CTRは0.11%
ショッピング広告は引き続き力強い成長 Googleのショッピング広告は、2011年の登場(日本では2012年)以来、Eコマースの構造的変化を広告側で象徴していると言っても過言ではない、業種別ではおそらく最も成功した広告モデルです。 インターネット広告において、Eコマース(Retail) はすべての業界でもっとも売上の大きなカテゴリです。スマートフォンが最重要のデバイスになったことで、少し前まで「携帯電話でモノは買わない」と言われていた常識は短期間で急速に風化し、既にモバイルコマースは一般化しました。 そのモバイルに最適化され、商品情報にもとづいて配信されるリッチな広告フォーマットであるショッピング広告は、これまでのEコマース向け広告(特に検索連動型広告)の構造的変換を象徴するフォーマットとして、ここ数年の市場の成長を牽引しています。 上記は四半期ごとに定点観測レポートを出している Merk
音声検索はスマートスピーカーで追い風に Google Home や Amazon Echo のようなスマートスピーカーの登場をきっかけに、音声入力/音声検索がにわかに脚光を浴びています。 Google は2008年にはモバイル用アプリとして音声検索を導入(日本語版は2009年)しており、音声入力がブレイクするきっかけとなったAppleの「Siri」も日本語対応は2012年で、既に登場から一定以上の時間が経過しています。現在ではスマートフォンでの音声入力は基本機能として実装(Androidであれば2014年から)されていて精度も高く、長い時間をかけて研究と普及が進められてきた音声検索は、方法としては突然現れた目新しいものではなく、徐々に時間をかけて世の中に浸透していった感があります。 おそらくは、音声のみを前提としたデバイスの華々しい登場が、マーケットの眼を強制的に音声入力の可能性へ向かわせ
広告運用者としての生き方近年のデジタル広告取引における技術の進化は、「広告運用」という言葉の持つ意味合いに小さくない変化を与え続けています。 「運用」という言葉から連想されていた、入稿やレポート、請求入金等の取引業務といった従来の「保守」的な意味での仕事はどんどん圧縮されていく一方で、キャンペーンの成否を分ける最も重要な「分析」「設計」「最適化」のような成果に直結する実運用の重要性は日を追うごとに増加してきており、その実務を担う運用者の重要性も同様です。 大量のデータを扱うデジタル広告で、圧縮されていく業務というのは、システムによる自動化で代替されていくものです。そのシステム化・自動化が進めば進むほど、「運用や設計ができる人材」と「そういった人材を育む環境」という、機械から人への投資に市場関係者の力点が移り始めるいう逆説性があるように思います。 今後ますます増加の一歩を辿るであろう運用型広
プログラマティックに関する初めての専門レポート 2015年7月21日、米IAB(Interactive Advertising Bureau)はPwCと共同で、「IAB Programmatic Revenue Report」を発表しました。このレポートは、IABが定期的に出しているインターネット広告関連の調査のうち、「プログラマティック」と呼ばれる、バナーや動画などのここ数年で大きく取引量を伸ばしているディスプレイ広告の自動取引だけを切り出した初めてのまとまった資料になります。 リリース: U.S. Programmatic Display Ad Revenues Totaled $10.1 Billion in 2014, According to First-Ever IAB Programmatic Revenue Report ダウンロード(PDF): http://www.ia
運用型広告は、「導入」と「分析」で決まる。–オーリーズ 川田昌光氏:State of AdOps vol.18 「State of AdOps」は、現在急速に伸びている運用型広告の成長を支え、実際の現場で価値をつくりだしている広告運用(AdOps)のスペシャリストたちに焦点を当てるインタビューシリーズです。広告運用の最前線にいる方々が感じていることを語って頂くことで、運用型広告の輪郭を少しでも捉えることができればと考えています。 ※過去の記事はこちらから。 第18回目は、運用型広告のコンサルティングで新進気鋭の企業、株式会社オーリーズでコンサルタントとして活躍されている、川田昌光(かわだまさみつ)さんにご登場頂きます。 テクノロジーを真ん中に置いて運用型広告のキャンペーンを展開しているオーリーズで活躍する川田さんに、運用型広告の最前線についてお伺いしました。 # インタビューは 2015年
当ブログではこれまで何本か商品リスト広告(PLA)についての記事を書いてきましたが、2014年にショッピングキャンペーンにアップグレードされて以来、(考え方は変わらないものの)記事の記載内容が古くなってきてしまっているため、たまにやっている勉強会の資料を共有しつつ、改めてまとめ記事として残しておきたいと思います。 商品リスト広告(PLA)勉強会資料 「データフィード」という言葉が運用型広告の文脈で頻繁に登場するようになったのはここ2−3年です。データフィード自体は以前からITの分野で利用されてきた、ある意味枯れた概念ですが、Criteoのような動的リターゲティングと、Googleの商品リスト広告が着火剤となり、広告運用と結びついて語られるようになりました。(その経緯はこの記事で詳述しています) つい先日まで、データフィード周りは、「こういうことが将来的にできるようになる」とか「こういう取り
「立ち上がれ、現場!」といつも思っています。–Tweak Marketing 一木稔人氏:State of AdOps vol.17 「State of AdOps」は、現在急速に伸びている運用型広告の成長を支え、実際の現場で価値をつくりだしている広告運用(AdOps)のスペシャリストたちに焦点を当てるインタビューシリーズです。広告運用の最前線にいる方々が感じていることを語って頂くことで、運用型広告の輪郭を少しでも捉えることができればと考えています。 ※過去の記事はこちらから。 第17回目は、リクルートやロックオンなどを経て、現在はフリーランスでマーケティングコンサルタントとして活躍されている、Tweak Marketing代表の一木稔人(いっきなるひと)さんにご登場頂きます。 第三者的な立場でさまざまな運用型キャンペーンの現場にコミットしている一木さんの目に、現在の運用型広告はどのように
スマートフォンの普及によってモバイルが生活の中で大きな位置を占めるようになったことで、インターネットのトラフィックも急激にモバイル比率が高まっています。今や多くのウェブサイトでPCよりモバイル経由のアクセスの方が多くなっていることは、アクセス解析の結果からも実感されているのではないでしょうか。 モバイル全盛の時代に合わせて使われることが多くなってきた「モバイル対応」という言葉は、一般には、ウェブサイトをレスポンシブデザインにするなどしてスマートフォン向けに最適化させる意味で使われることが多いと思います。 そんな中、「モバイルへの対応は別にウェブサイトの表示のことだけを指すわけではないのでは?」と、改めて考えさせられる調査が出ていましたのでご紹介します。 通話型広告(Click To Call)の成長 通話や電話広告の解析プラットフォームを提供する Marchex が2015年2月に発表した
春になって期が変わる頃になると、人がたくさん動きます。今いる場所を卒業する方も、新しく仕事を始められる方もいらっしゃいます。 4月になると、新人の方向けに「ちょっと話してくれ」と、運用型広告に携わる会社さんからご依頼を受けることがあります。もちろん喜んでお話しさせて頂くのですが、そういう機会が年々増えてきたので、せっかくなのでそのときによく使っているスライドの一部を抜粋して公開します。 運用型広告を支える人々インターネット広告は2014年に1兆円規模になり、その中で大きい割合を占める運用型広告は今後もますます伸びていくと思われます。市場が伸びるということは、従事する人口も増えるということですが、増えてはいますが、市場の成長に対して人口の伸びが追いついていないと言われています。 運用型広告では、よく使われるファンドマネージャーのメタファーに頼るまでもなく、設計と運用によってキャンペーンの成否
広告運用は、広く浅くではなくインパクトに集中する。–リブセンス 月島まりも氏、城本真奈実氏:State of AdOps Vo.15 「State of AdOps」は、現在急速に伸びている運用型広告の成長を支え、実際の現場で価値をつくりだしている広告運用(AdOps)のスペシャリストたちに焦点を当てるインタビューシリーズです。広告運用の最前線にいる方々が感じていることを語って頂くことで、運用型広告の輪郭を少しでも捉えることができればと考えています。 ※過去の記事はこちらから。 第15回目は、第8回目のインタビューにご登場頂いた岩崎さんと一緒にインハウス運用を推進されている、株式会社リブセンスの城本真奈実さん、月島まりもさんのお二人にご登場頂きます。広告に関わらず、新しい技術を積極的に取り入れ改善を続けているイメージのあるリブセンスのインハウス広告運用は、いったいどのような仕事の進め方なの
検索連動型広告におけるブランド検索の現在オンラインでブランド監視サービスを提供している BrandVerity は、四半期ごとに「The State of Branded Keywords in Paid Search」という、検索連動型広告のブランドキーワードについて定点観測したレポートを公開しています。 このレポートは、家電、アパレル、宿泊、教育など、オークションが活発な代表的な業界ごとに、企業名やサービス名などのブランドキーワードで、各検索エンジンごとに何本の広告が出ているか(≒ブランドごとのDepth)を四半期ごとに調査したものです。 調査対象になっている検索エンジンは、AOL、Bing、Yahoo!、Google の4つに、Googleのモバイル検索の結果を加えた5つとなっています。ちなみに comScore の2014年10月データを信じると、アメリカでの検索シェアはそれぞれ、
先日(2014年12月18日)に行われたフィードフォースさん主催のセミナー「リブセンス×アタラが語る!データフィード広告への急激な予算シフトの背景と最新活用事例」でお話しさせて頂く機会を頂きました。 【セミナー開催】2014年12月18日(木)『リブセンス×アタラが語る!データフィード広告への急激な予算シフトの背景と最新活用事例』 昨年も同様のテーマのセミナーを開催していまして、今回はあれから1年経って、商品リスト広告に代表されるデータフィード型の広告の市場環境がどう変化したのか?という問いからスタートしました。セミナーの構成上、あまりテクニカルな部分には触れず、データフィードが対岸の火事的な出来事ではなく、既にスタンダード化しつつある事実についてお伝えしました。 スライドの中身は、先月(2014年11月)から今月(同12月)にかけて Markezineさんで書かせて頂いた以下の連載の内容
2014年のアドテクノロジー分野のM&AレポートベンチャーキャピタルのAGC Partners が、2014年のアドテクノロジー分野のM&A(企業合併/買収)を取りまとめたレポート『AdTech M&A in 2014 and Beyond: Trends and Drivers in an Evolving Landscape』を発表しました。 リンク:AdTech M&A Update 2014 - AGC Partners ※リンク先からPDFがダウンロードできます レポートでは、プログラマティックなディスプレイ広告が2013年から2017年までの5年間で年率約36%の成長率を示すだろうという IDC の予測のほか、モバイル広告も同様の年率35%成長を示し、2018年には全世界で730億ドル(約8.6兆円)の規模に達するだろうという Magna Global の予測(※表1)を引き合
広告インベントリを生み出せるのは、メディアだけです。 –オールアバウト小林秀次氏 #State-of-AdOps Vol.14 「State of AdOps」は、現在急速に伸びている運用型広告の成長を支え、実際の現場で価値をつくりだしている広告運用(AdOps)のスペシャリストたちに焦点を当てるインタビューシリーズです。広告運用の最前線にいる方々が感じていることを語って頂くことで、運用型広告の輪郭を少しでも捉えることができればと考えています。 ※過去の記事はこちらから。 第14回目は、専門家によるコンテンツが充実し、歴史あるメディアである All About を運営されていると同時に、アドテクノロジーへも積極的に取り組んでいらっしゃる株式会社オールアバウトで広告運用周り全般をマネジメントされている小林秀次(こばやし しゅうじ)さんに、メディアとしての広告運用やマネタイズの現状について、忌
入札自動化のチェックリストGoogle が以前から定期的に出しているベスト・プラクティスシリーズに、入札の自動化についてのチェックリストが加わりました。完全版とダイジェスト版があり、それぞれ以下のURLからダウンロードできます。 リンク:Inside AdWords: Unlock the Power of Auction-Time Bidding in AdWords 完全版:services.google.com/fh/files/blogs/google-automated-bidding-best-practices.pdf ダイジェスト版:services.google.com/fh/files/blogs/google-automated-bidding-checklist.pdf チェックリストは10項目と非常にシンプルですが、入札の自動化の基本から解説、導入までのステップな
OpenDirect 1.0 の発表 2014年11月3日、IAB(Interactive Advertising Bureau)は ニューヨークで行われていた AdOps Summit 2014 の場で、プログラマティック・ダイレクト(プログラマティック・プレミアム)と呼ばれる広告在庫予約型固定単価取引の標準API である「OpenDirect 1.0」を発表しました。 IAB Releases OpenDirect 1.0 For Public Comment of Specification That Provides Publishers Greater Control in Packaging, Buying and Selling Premium Inventory Through Programmatic 「OpenDirect 1.0」は、プレミアム在庫の自動取引のプロトコ
リスティング広告をもっとクールな仕事にしていきたい – アナグラム 竹内まさる氏・田中広樹氏 #State-of-AdOps Vol.13 「State of AdOps」は、現在急速に伸びている運用型広告の成長を支え、実際の現場で価値をつくりだしている広告運用(AdOps)のスペシャリストたちに焦点を当てるインタビューシリーズです。広告運用の最前線にいる方々が感じていることを語って頂くことで、運用型広告の輪郭を少しでも捉えることができればと考えています。 ※過去の記事はこちらから。 第13回目は、リスティング広告運用では今や最も有名な会社の一つであるアナグラム株式会社で広告運用の現場を牽引している、竹内まさる(たけうち まさる)さん、田中広樹(たなか ひろき)さんのお二人に、運用型広告の現状や今後の展望について、忌憚のないお話をお聞きしました。 # インタビューは 2014年8月某日に行
運用型広告とチェックリスト運用型広告の運用者の多くは、単に設定やレポートをするというより「企画→設計→入稿→運用→報告→改善」という一連の業務の流れで主体的な役割を担うことが多いと思います。カバーする業務が多いため、業務上必要なTODOはどうしても肥大しがちです。 広告クリエイティブ、キーワードなどの主要素をはじめとして、多くの設定・入力項目がありますし、CPAやROAS、アトリビューション分析など、数えればきりがないほど様々な要素や指標が分析対象となるため、TODOを確実に実行するためのチェックリストを作成している企業も多いと思います。 こういったチェックリスト化は避けられない一方で、運用型広告の結果は、ある要素が単一的な原因として特定されることはほぼなく、複数の項目が複雑に絡み合った結果であることが非常に多いため、チェックリストは最低限の事故を防ぐ効果はあっても、その導入によってたちど
商品リスト広告(PLA)へ予算をシフトする大手広告主2012年に本格的にスタートした商品リスト広告(以下:PLA)は、ほんの僅かな期間でEコマースの検索連動型広告において主役とも呼べる位置にまで急成長しました。 2014年初頭に「2014年末までに、Eコマース事業者が PLA に割り当てる広告費は、検索連動型広告の予算総額の3分の1に達するだろう」という Marin Software の予測が出ていましたが、今ではその予測を上回るほどドラスティックに予算配分を変更している企業も多いのではないでしょうか。 参考:2014: Year of Google Product Listing Ads | Marin Software 実際、Adgooroo が60,000クエリを元に調査した 2014年第二四半期(4−6月)の広告主別のデータによると、広告費上位のEコマース事業者は、その広告費の過半
成果を出すためには、エンドレスで勉強です −アンダス 平野裕亮氏 #State-of-AdOps Vol.11 「State of AdOps」は、現在急速に伸びている運用型広告の成長を支え、実際の現場で価値をつくりだしている広告運用(AdOps)のスペシャリストたちに焦点を当てるインタビューシリーズです。広告運用の最前線にいる方々が感じていることを語って頂くことで、運用型広告の輪郭を少しでも捉えることができればと考えています。 ※過去の記事はこちらから。 第11回目は、福岡の雄、アンダス株式会社でSEMユニットリーダーを務め、ご自身でも「でぶててのWEB録」という人気ブログを運営していらっしゃる平野裕亮(ひらの ゆうすけ)さんに、運用型広告の現状や今後の展望について、忌憚のないお話をお聞きしました。 # インタビューは 2014年7月某日に行われました。 アウトプットしないと、追いつけな
検索連動型広告は売上にそれほど貢献しない?2013年3月に、米国最大のマーケットプレイス/オークションサービスの eBay が発表した「Google の検索連動型広告は売上に対してそれほど効果的ではない」という主旨の調査資料は、リスティング広告の従事者にとって少なからず影響を与えました。 参考:EBay study questions value of Google's main ad service | Reuters この調査によると、2012年の4月から7月の3ヶ月に渡って、AdWords を続ける地域と停止する地域とに分け、それぞれの売上の推移について分析したところ、広告を停止した地域での売上に目立った低下が見られなかったとのこと。 他にも、「過去1年間で eBay で3回以上購入経験のあるユーザーについては検索広告経由でほとんど利益が創出できなかったものの、eBay での購入履歴
品質スコアの詳細な説明資料洋の東西を問わず、リスティング広告に関わる人にとって AdWords の品質スコアは気になるトピックの一つです。 2013年7月末に発表された品質スコアの表示変更や、3ヶ月後の10月に発表された、広告ランクの算出に広告表示オプションを考慮するというアナウンスでも、実際の品質スコアの計算には変更がないにも関わらず、「品質スコアが変わった?」といった類の記事や問い合わせが多かったようです。表示変更についてはブログで再説明をして事態を収拾したこともありました。 そういった昨年秋からの状況を踏まえてか、Google は先日(2014年6月)、「More Insights about Quality Score and the AdWords Auction(品質スコアとアドワーズのオークションについての洞察)」というタイトルで、品質スコアに関する説明資料を公開しました。チ
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