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今月24日にLiskがリリース予定ということで、Lisk関連の話題を一つ。LiskはEthereumとコンセプトがほぼ同じものですが、コンセンサスアルゴリズムにProof of WorkやProof of StakeではなくDelegated Proof of Stake(DPOS)を採用しています。そこでオリジナルのBitSharesのDPOSとLiskのDPOSの比較をしてみたいと思います。 DPOSとは? Proof of WorkやProof of Stakeの代替となるDelegated Proof of Stakeと呼ばれるコンセンサスアルゴリズムでDPOSと略されます。2014年にスタートしたBitSharesで初めて採用されました。(普通に略すとDPoSになりそうですが、BitSharesではすべて大文字のDPOSという呼称を使っています。) DPOSは一言でいえば間接民主
早いもので今年もそろそろ終わりです。新しいことはここ数か月全然調べられていないので、今更な話ですが取引手数料について。 もしかしたら有名な内容で、このブログを見ているような人はみんな知っているかもしれませんが、一応書いておきます。 背景とか 正確な原因は諸説あるものの、最近はビットコインの値上がりとともにビットコインのトランザクションが大混雑状態になり取引手数料も高騰しています。 ほとんどのウォレットソフトが自動で手数料を計算しているので、少し前はそれに任せて全然気にする必要なかったのですが、最近は数千円手数料がかかることが当たり前になってきたので、少しでも安くならないものかと思うことが増えてきました。 実はウォレットソフトのほとんど(すべて?)の手数料計算はあまり精度がよくなく、実際に必要な手数料よりも多めの手数料を提示しており、手動で手数料を設定したほうが良い場合が多くあります(あまり
先月から今月にかけてBitcoin Cash誕生、Segwit実装、中国(+韓国)のICO・取引所規制、・・・と様々なニュースがありました。しかし、正直なところニュースの見出しを読むくらいで全然情報は追えておらず、こちらが教えてほしいくらいなので今日は時事とは関係ないちょっとマニアックな話でもしたいと思います。 ビットコインの(技術的な)情報収集のしやすさ ビットコインが優れているところ、あるいは面白いところは、いろいろあるかと思いますが、個人的にある意味一番重要なのがこの情報収集のしやすさです。 オープンソース+開発者が多い+コミュニティが開放的 その理由は大前提としてオープンソースであること。そして他の暗号通貨との最も大きい違いは、開発者の多さとコミュニティが開放的であるということです。 オープンソースのプロジェクトは暗号通貨の世界では当たり前ですが、極端な話開発者が一人しかいなければ
明日(今日)にもBitcoin Goldがフォークしそうということで、ハードフォークに関するコラム記事を一つ。タイトルの内容は本質的な議論ではなく割と表面的・現実的な話ですが・・・。 Bitcoin Cashでは何が分裂したか ハードフォークでは、文字通りブロックチェーンが分岐・分裂しますが、Bitcoin Cashというのは事故的に勝手にチェーンが分岐し始めたわけではなく、当然開発者がいてその開発者が分岐するようなコードを書いてチェーンが分岐したわけです。 その背景には、何年も前から続くビットコインのスケーリングの問題があって、かなり大雑把に分けると、Core派・スモールブロック派・オフチェーンスケーリング派とUnlimited(Classic、XT)派・ビックブロック派・オンチェーンスケーリング派の2つのグループの間でずっと議論が続けられていました。 Bitcoin Cashの開発の方
segwit2xやらがそろそろ目前?になってきたようですが、先月先々月あたりからまだ全然情報を追えていないのでとりあえず復習シリーズ。 segwitがアクティベートされたのはずいぶん昔に感じてしまう方もいるかもしれませんが、8月24日、まだ1か月半程度で対応ウォレットもまだ非常に少ない状況です。 現在対応している主要ウォレットは、おそらくハードウェアウォレットのTrezor、Ledgerとウェブウォレット(運営側とのマルチシグ)のGreen Address(Greenbits)のみです。その他一部取引所とかウェブウォレットのBitGoなども対応しているようです。 segwitに対応したElectrumの次バージョンが間もなく出る予定なので、そちらを試してから書いてもよかったのですが、リリースが延期し続けているので、もうgithubから自分でコンパイルして次バージョンのbcからはじまるseg
今更と言えば今更な内容ですが、最近シングルボードコンピュータを使ってビットコインのフルノードを立ち上げ始めたので、そのレポート記事を書く前に一本解説記事を書いておきます。 定義と役割 定義というのは変わるもので、「フルノード」の定義についてもあれこれ追加の条件を付けくわえる人はいますが、最も一般的には「すべてのブロックとトランザクションをダウンロードし検証するノード」と言えると思います。ちなみにビットコインネットワークに接続しているコンピュータのことは総称して「ノード」と呼ばれます。 普段ウォレットで使うような、いわゆる軽量型クライアントはSPVクライアント(正確には軽量型の中にはサーバー・クライアント型と呼ばれるものもあり、さらにサーバー・クライアント型のものでもSPV型の検証を行っているソフトもあるので、細かく説明するとややこしくなります)とも呼ばれフルノードとは区別されます。こちらは
もう何か月も前から盛り上がってるタイトルの話題。非常に多くの日本語記事がでているため、このブログでは完全スルーしようか迷いましたが、他に今月書ける記事のネタもなさそうなので今更な話も含めて書いていきます。 記事自体はなるべく網羅的に書きますが、すべて説明すると1記事には収まらないので概要/詳細・最新情報等、内容の理解には他のブログ・サイトも参照してもらえればと思います(取り上げる人が増えたのと同時に、雰囲気だけで書いていそうな怪しい記事も多く見られるようになりましたが・・・。)。 問題の背景:スケーラビリティ問題とsegwit 現在のビットコインは1ブロックのサイズに最大1MBという制限があるため、取引可能処理量に限界があり、送金データがすぐにブロックに取り込まれず、設定手数料が低いと送金完了に何日もかかってしまうことがある状況になっています。理論上の現在のビットコインの処理能力は7tps
本日、複数種類のコインを保管できるウォレットで有名なJaxxに脆弱性が見つかりETH,ETC,ZECなど計約40万ドルもの大金が盗まれたとのニュースが流れてきました。 Jaxxウォレット、脆弱性により$400,000ドル相当の暗号通貨が盗まれる www.cryptocoinsnews.com 一大事ではありますが、FUDとまではいかないもののかなりセンセーショナルな見出しであり、必要以上に深刻なものなのではないかと不安に思う人も多そうですし、内容を正確に理解することでリスク軽減にもつながると思うので軽く捕捉記事を書いておきます。 Jaxxの「脆弱性」とはどんな脆弱性か 脆弱性というと非常に難解な場合もあるのですが、今回は全く難しくはない内容です。大本のソースを読んでもらえればすぐわかると思いますが、一言でいえば「ウォレットのパスフレーズが暗号化されていない」という脆弱性です。 正確に言えば
今日は、ブロックチェーンではなくDAGを構造として用いる暗号通貨についての記事を書いていきます。 DAGとは DAGとは・・・ 有向非巡回グラフ、有向非循環グラフ、有向無閉路グラフ(ゆうこうひじゅんかいグラフ、英: Directed acyclic graph, DAG)とは、グラフ理論における閉路のない有向グラフの事。有向グラフは頂点と有向辺(方向を示す矢印付きの辺)からなり、辺は頂点同士をつなぐが、ある頂点 v から出発し、辺をたどり、頂点 v に戻ってこないのが有向非巡回グラフである。 wikipedia記事より ということで、よく分からないと思うのでさらに要約すると以下のような図の構造のことをDAGと呼ぶようです。 Directed acyclic graph - Wikipediaより ブロックチェーンでは、あるブロックに着目すると前と後ろに繋がるブロックが必ず一つでなくてはなり
ビットコインのETFが非承認になって、とりあえずしばらくの間はスケーラビリティ問題に話題が移りそうです。ということで、Bitcoin UnlmitedとCoreの対立についての簡単なまとめと私見を書いておきます。 Bitcoin Unlimited Bitcoin Unlimitedとは、ビットコインのブロックサイズ上限1MBを撤廃して、ダイナミック(可変的)にブロックサイズを決定しようとするソフトウェアのバージョンです。「公式」のソフトウェアはBitcoin Coreと呼ばれており、その開発チームとは別の人々によって立ち上げられました。 現在のビットコインのブロックは、もうだいぶ前から1MB上限に達しており、最近は特に混雑具合が増して必要手数料が増大する状況になっているので、すぐにでもブロックサイズを上げなければならないという観点等から主にBitcoin Unlimitedの支持者が増え
少し前にLitecoinのSegwit採用が話題になり、最近はMonacoinが話題となっているので、他のアルトコインはどうなのか調べてみました。 ACTIVE(採用済) Groestlcoin ほとんど話題に上がっていませんが、世界初のSegwit採用コイン。PoW型でGroestlというGPU/CPUマイニングのみのハッシュアルゴリズムとなっています。アルトコイン乱立全盛期の終わり頃?の2014年3月にスタートしており、Groestlという他では採用されていない関数を使ったという一点でそこそこ目立っていたほうではあるので、知っている人は知っているかもしれません。 採用プロセスはビットコインと同じ2016ブロックごと、95%がしきい値の設定ですが、ブロックタイムが1分なので、ビットコインの2週間に対してわずか1日余りが1投票期間になります。 ブロック番号#1435392(1月21日)から
ここ数日メモリプール(未確認トランザクション)の総サイズが60MB(blockchain.infoより)を超え過去最高レベルの混雑度になっています。ということで、手数料不足でトランザクションがなかなか確認されないときの解決法が、日本語サイト・ブログで意外と見つからなかったのでまとめておきます。 1.待つ ひたすら待てばいつか確認されるか、トランザクションがなかったことになりウォレットに残高が戻るかどちらかになります。一番単純な解決策で、初心者からどうしたらよいか聞かれたらとりあえず「待て」と言っておきましょう。 次からは事前に手数料を高めの設定にしてから送ってください。 2.RBF(後から手数料を変更できる設定にしてから送金) 詳細は過去のRBFの記事参照。Replace-by-Feeの略です。 事前にトランザクションに「このトランザクションは後から手数料が変更される可能性があるよ」とラベ
一つ前の記事でも少し触れましたが、ビットコインのフルノードをシングルボードコンピュータで構築してみたので、その手順を書きたいと思います。シングルボードコンピュータとはRaspberry Piに代表される超小型コンピュータのことです。 なお、今回のノード構築には今までにいただいた寄付を利用させていただきました。いつもありがとうございます。 0.機種選び 最低2,3年程度の常時安定稼働を目指しノードを構築することにしました。 本体 まずは本体のコンピュータ選びから。Raspberry Piが超有名ですが、メモリ1GBというのが不安でした。bitcoin.orgにもフルノードの最低動作環境は2GBとありますし、その他いろいろ調べてみると、ノード接続数を絞ったりして工夫すれば動くことは動くらしいのですが、長期安定稼働という点やネットワークへの貢献を考えれば貧弱スペックで無理やり動かすのはためらわれ
ネットワークの混雑でビットコインの取引手数料について改めて考えることが多いので、仕様についてまとめることにしました。手数料周りの仕様は意外と頻繁に変わっており、改めて調べるまで個人的に勘違いというか知識が古いものもありました。この記事の情報も後から見返すと古い可能性がありますのでご注意ください。 取引手数料の基本 まずは基本的事項について再確認。ビットコインの取引手数料は、取引の承認者であるマイナー(採掘者)に支払われ、高ければ高いほど早く確認(承認)される傾向にあります。マイナーからみると報酬を多くもらえる取引を優先して処理したほうが儲かるので当然の傾向です。また、手数料の大小はBTCの送信額に対する割合ではなくトランザクション(取引データ)のサイズあたりの割合(BTC/バイト)により判断されます。これも、データとして見た時にビットコインの送信額は関係ないので(10BTCであろうが1BT
最近の話題といえばやはりビットコインの価格でしょう。価格予想でも書ければ面白いのですが、トレーダーでも投資家でもない私としては皆目見当がつかないので、中々探しても見つからないビットコインの価格データの計量分析を自分でやってみることにしました。 なお、どうしても専門用語を多く使ってしまっていますが、すべて説明していると1記事では収まらないのでかなり省略しています。またあくまで素人が趣味・独学の範囲で行っているものですので分析の誤り等にはご容赦ください。 使用するデータ 今回使用するデータとして、BTCJPY、BTCUSD、BTCCNY、USDJPY、EURUSD、USDCNY、TOPIX(日本株)、S&P 500(アメリカ株)、SSEC(中国株)、金、原油の11種を選びました。 為替、株、商品市場のそれぞれ代表的なものです。日経平均やNYダウでもいいのですが、より市場全体を代表する指標という
久しぶりの更新。時事ネタではなくあまり面白い内容でもないかもしれませんが、書きかけだったので今年中に投稿しておきます。 今回は主に「UTXO」という単語について解説してみたいと思います。ビットコインについて多少勉強したことがある人ならだれでも耳にしたことがある単語だと思います。 ブロックチェーンでの2つの残高管理の方法 ビットコインのような電子通貨の残高を管理するには大きく分けて二つの方法があります。 一つ目は、単純にアカウント(アドレス)の残高を直接データとして記録し管理する方法です。イーサリアムなどで採用されている方法で、特に説明の必要もないほどわかりやすい単純な方法です。 二つ目は、取引データのみをデータとして記録・管理し、残高を取引データから算出する方法です。例えば、アドレスAからBへ10BTC、アドレスBからCへ3BTC移動させるとき、二つの取引から算出してアドレスBには7BTC
普段あまり使っていないので気が付きませんでしたが、最近Blockchain.infoがリニューアルしてHDウォレットになったようです。新しいウォレットでは、複数のアドレスを簡単に使い分けられるようになり、バックアップも1回とっておくだけで良くなりました。 恐らく誰もが一度は気になることだと思いますが、実はバックアップ用のパスフレーズは異なるウォレットソフト間で互換性があまりありません。例えばBlockchain.infoのパスフレーズをモバイルウォレットのBreadwalletやデスクトップウォレットのElectrumで使うことはできません。Blockchain.infoのHDウォレットはBIP44という方法を元に作成されており、BreadwalletやElectrumはBIP44に未対応なためです。 Blockchain.infoと互換性があるのはデスクトップウォレットのMultibit
最新バージョンのBitcoin Coreに組み込まれ、次バージョンには有効化かと思われるSegwitですが、トランザクション展性やスケーラビリティ問題への対策だけではなく、新技術の実装が容易になるという大きなメリットもあると言われています。 これは、分離された署名の格納領域であるwitnessの中にスクリプトのバージョンを記述する欄が導入されるためです。 そもそもビットコインはトランザクション内に記述されたスクリプトを元に動作しており、そのスクリプトによって通常の送金取引だけでなく、様々な処理を実行することができます。ビットコインのスクリプトは、イーサリアムのようにチューリング完全ではないので、できることには限りがありますが、例えば、OP_CHECKLOCKTIMEVERIFYという処理を使えば、一定期間使用できない凍結されたBTCを送ることもできます。また、OP_RETURNという処理を
※速報的な記事で調べ切れてない部分もあるので内容の間違いはご容赦ください。 The DAOの解説記事については、正直個人的にあまり興味がなかったので先延ばしにし続けてましたが、記事を書く前に大事件が起きてしまったようです。今日17日の昼過ぎ頃にThe DAOのコントラクトへの不正な攻撃が行われ、総資産の30%にあたる350万ETH以上が引き出されました。 攻撃の概要 現在は事件が起きたばかりでありよくわからないところもあるので、詳細は以下の記事を引用しておくにとどめます。 TheDAOが暴落、崩壊の危機に イーサリアムも道連れに(更新あり) | ビットコインの最新情報 BTCN|ビットコインニュース 一言で言えば、現在稼働しているDAOの「子DAO」を新しく作成しその「子DAO」にETHが移されたというかたちになります。新しくDAOを作成した際には27日間はコントラクト内のETHの移動は一
リリースを明日に控えたLisk関連記事第二弾ということでEthereumとの違いを書きたいと思います。先日の記事では、DPOSについて書いたので今回の記事ではそれ以外のEthereumとの違いを書いていきます。 1.DAppsの基盤にサイドチェーンを利用 LiskがEthereumとは違う最大の要素は、DApps(分散型アプリケーション)の基盤がサイドチェーンになるということです。サイドチェーンを利用するというのは、メインのLiskのブロックチェーンの上にスマートコントラクトコードを直接書くのではなく、それぞれのDApps毎に一つずつブロックチェーンを用意しその上でコードを動作させるということです。メインチェーンにはサイドチェーンへのリンクのようなもののみが載るイメージです。 Ethereumでは、一本のメインのブロックチェーン上にスマートコントラクトコードを記述するのが基本となります。一
クラウドセールブームが続く中、今月の3日にSteemという新プロジェクトがベータ版としてひっそりとスタートしました。仕組みについて完全には理解できていないところもまだありますが、マイニングを試してみたりアルファ版のころから登録していたので概要を書いてみたいと思います。 Steemの概要 Steemは、BitSharesの創設者でありリード開発者のbytemasterことDaniel Larimerにより開発されました。BitSharesのベースとなっているGrapheneというエンジンを基にはしていますが、基本的には一からコードが書かれ、独立したブロックチェーンとなっています。 参加者が報酬をもらえるRedditというコンセプトを標ぼうしており、実際のイメージもRedditと同じようなソーシャルメディアと考えて良いと思います。ブロックチェーン上にコンテンツ内容が書き込まれているため、言わば
最近話題のSegwitとは何なのでしょうか? 一言でいってしまえば、ビットコインの取引データ内に従来含まれていた署名を分離して別の領域に格納する、ということなのですが少しだけ細かく説明してみたいと思います。 前提知識 Segwitについて理解するには、ビットコインのトランザクション(取引データ)に関する基礎知識がある程度必要です。 inputとoutput ビットコインのトランザクションはinput(入力)とoutput(出力)という二つの要素に分けられます。inputには、送信元の情報が含まれ、outputには、送信先の情報が含まれます。一つのトランザクション内にinputやoutputが複数存在することもあります。 inputとoutputのビットコイン量の差(input-output)は取引手数料となります。取引手数料はcoinbaseと呼ばれる特殊なトランザクションによって、ブロッ
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