教員免許更新制度や更新に伴う研修について、萩生田光一文科相は2月2日の閣議後会見で、「教師が多忙な中で、『経済的・物理的な負担感が生じている』との声や、『臨時的任用教員等の人材確保に影響を与えている』との声もあることは承知している」と説明。中教審による検証や文科省の検討本部での作業を進めた上で、「スピード感を持って制度の見直しなどの取り組みを具体化していきたい。本気で取り組む」と述べ、教員免許更新制度の見直しに強い意欲を表明した。 萩生田文科相は、小学校全学年の「35人学級」への移行を定めた義務標準法改正案の閣議決定で、外部人材活用の効果に対する実証研究や教員免許制度の在り方の検討が附則として盛り込まれたことを受け、「教師が教師でなければできないことに全力投球できる環境を構築していく」と指摘。「教職員の魅力向上とともに、教員免許制度の抜本的な見直しを行うことで、多様で質の高い教師が確保でき