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ドラクエ3
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<パソコンのキーボードよりもスマートフォンのフリック入力のほうに慣れてしまった人も多い昨今、スマートフォンをコンピュータの入力装置にするという逆転の発想から生まれた入力デバイスが登場した> かつてパーソナルコンピュータの普及期によく耳にした「キーボードアレルギー」は、日常的に使い慣れていないキーボードによる文字入力を敬遠するあまり、コンピュータそのものが嫌いになってしまう心理的な壁のようなものだった。 ところが、今や、どんなに小さな会社や町会の事務所などでもパーソナルコンピュータが使われている。したがって、仕事をする以上はキーボードに触れずに済ますことができない状況にあり、特に若い人たちは、普段からスマートフォンをいじっていることもあって、電子機器そのものに対する苦手意識はなくなったといえる。 フリック入力のほうに慣れてしまった人も多い しかし、スマートフォンではタッチスクリーンに表示され
<映画「カーズ」の主人公がそのまま飛び出してきたかのようなSphero社のカー・トイは、一見、よくできたラジコンカーに見えるが、実際には過去に例を見ないほどのテクノロジーが詰め込まれているロボティック・カー・トイだ> LIGHTNING McQUEENといえば、ディズニー/ピクサーの映画「カーズ」の主人公で、人格を持ったレースカーとして描かれるキャラクターだ。 大ヒット映画の人気者だけあって、これまでにも数々のオモチャが作られてはきたが、それらはMcQUEENの外観を再現することが主眼で、本当の意味で彼の個性が感じられるような製品ではなかった。 ただし、それは、ある意味で仕方ないことともいえた。映画の中のMcQUEENは、コンピュータグラフィックスを駆使して、まるで生き物のように表情を変え、車体の動きによって感情まで表現されている。これを物理的なオモチャで実現するのは、至難の技と思えたから
<フラットテレビをそのままタッチスクリーン化し、Android対応のスマートデバイスにしてしまうアクセサリ> iPhoneのようなスマートフォンの登場は、電子機器のタッチ操作の可能性を大きく広げ、今ではタップやスワイプなどのジェスチャーが完全に市民権を得ることとなった。 その立役者でもあるアップルが、Macintoshシリーズでは頑なにタッチディスプレイを採用しないことからもわかるように、垂直の大画面を長時間タッチ操作で利用することは腕の負担を考えても現実的ではない。しかし、ホワイトボード的な用途であれば、ディスプレイ面に直接指で触れて描画や操作ができることには、それなりのメリットもある。 その観点から、大型のフラットスクリーンディスプレイ向けにもタッチ操作を実現する後付けのアタッチメントは存在しているが、画面の手前に指先が触れたことを感知できるフルスクリーンサイズのパネルを装着したり、外
<電池交換不要で環境に優しく、不意の電池切れの心配もいらず、かつダイナモ式のようにペダルも重くならない自転車用ライトはできないか...。デンマークの企業が、この課題に正面から取り組んだ> 最近の自転車用ライトは、電池やUSB充電によって点燈する仕組みのものが多い。電動アシスト自転車の場合には、走行用のバッテリーがライトの電源にもなっている。 かつてはダイナモと呼ばれる小型発電機をタイヤのリム部分に当てて発電しながらライトを光らせるものが主流だったが、その分、フリクション(抵抗)が増してペダルが重くなるのが難点だった。タイヤを支えるハブ部分にダイナモを組み込んだハブダイナモ方式もあり、これはペダリングへの負担がほとんどないにもかかわらず、パーツのコストに加えて組み込み作業に手間がかかるため、どちらかといえば趣味性の強いアイテムとして捉えられている。 実際にはダイナモのほうが電池交換不要で環境
<ペットボトルはテープ状に切ることで手芸や梱包から園芸まで幅広い用途に利用できることをご存知だろうか? このテープを簡単に作り出してくれるカッターがある> ペットボトルの製造に使われているPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂は、安全で熱にも比較的強く、リサイクルもしやすい。そのため、飲料ボトルからフィルムや磁気テープの基材などまで幅広く用いられ、また、衣料向けフリース素材への再利用も進んでいる。 家庭では単に分別してリサイクルに回すか、子どもの工作材料として圧縮空気ロケットのボンベ兼本体部分に使われたり、水を入れ道路に並べてネコよけにする(その効果については意見が分かれるが)などされているが、実はテープ状に切ることで手芸や梱包から園芸まで幅広い用途に利用できることをご存知だろうか? たとえば、縦横に並べて交互に重なるように編んでいけば小物入れや買い物カゴ的なものを作れる。また、角材や古
<カード類をスリムに収納しワンタッチで取り出せるキャッシュレス時代の財布。レバーを引くとカードが取り出しやすいようにスライドして階段状になって出てくる使い易さで、カードの収納に最適だ> 今年秋の個人的なビッグニュースは、アップルの電子決済&ウォレットサービス、アップルペイがようやく日本でもスタートすることだった。ただし、それは(少なくとも現在の日本では)少額決済に留まり、いわゆるポイントカードなどもサポートされないので、クレジットカードや電子マネーカードを持ち歩く機会は少なからず残っている。 これらの物理的なカードの厄介な面は、目的に合わせて異なるものを複数枚持ち歩き、利用時に適切なものを取り出して使わなければならないところにある。そこで財布メーカーは、ポケットをたくさん付けたり、ビニール製のスリーブを束ねて組み込むなどの工夫を行なって対応してきた。 さて、少し話が変わるが、オランダといえ
<電球のソケットにそのまま差し込め、実際にLED照明としても利用可能な小型プロジェクター。中身はAndroidベースのスマートデバイスで、アプリをほとんどそのまま動かすことができる> かつてに比べれば、大画面テレビもかなり安価で買いやすくなっているが、可搬性と画面1インチあたりの価格でいえばプロジェクターにはかなわない。 そのプロジェクターのトレンドは、大きく2つに分かれている。 1つめは短焦点化。つまり、スクリーンなどの投影面との距離があまりとれないような場合でも、プロジェクションのサイズを大きくできるというもの。そして、2つめが小型化。ポケットプロジェクターというカテゴリーもあるように、小さいものはポケットやポシェットに入れて持ち運べるほどダウンサイズしてきた。 小型プロジェクターの核となる技術は、ある程度標準化されており、開発元からライセンスを受けて自社デザインの筐体の中に収めれば、
<実用、ホビー、両方の電子DIYが簡単にできるソニー MESH。家庭内でのホビーユースだけでなく、技術者もプロトタイプ開発に利用する万能性が素晴らしい> プログラミングが身近に感じられる仕掛けや工夫の必要性 先日行われたアップルの5000人規模の開発者会議(WWDC 2016)のキーノートでは、プログラミングの自習用iPadアプリ、Swift Playgroundsがサプライズ的に披露された。 正式版の提供は今秋だが、Swiftは、実際の商用アプリ開発にも利用されているプログラミング環境であり、そのレッスンが小学生レベルから行えるようになっている点で、従来の子供向けのプログラミング入門ツールとは大きく異なる。 アップルが、このようなアプリを開発したのは、これからの社会において、程度の差はあれプログラミングスキルの習得が、ごく普通のことになっていくためだ。 たとえば、欧米で普及し、日本でも注
<自転車ヘルメットの弱点を素材と構造の面から見直し、たためば横幅が5分の1に、ぶつけても元に戻る画期的ヘルメット> 筆者の日常の移動手段は、大阪でも東京でも(あるいは国内外で出張した場合にも可能な限り)自転車である。幸いなことに、これまで頭部を打つような事故に遭ったことはないが、昨今の交通事情を考えれば、自転車用ヘルメットの重要性は高まっている。 ただ、従来型のヘルメットは、かぶって走行する分には良いのだが、携行時に嵩張るという難点があった。それは、製品の多くが発砲スチロール系の素材を主たる構造材 兼 衝撃吸収材に用いているためで、万が一の際には、多量の空気を内包するスチロール部分がつぶれることによって衝撃が吸収される仕組みだ(小さな衝撃が繰り返されると、亀裂が生じることもある)。 したがって、一度でも事故に遭ったり、使い込んで古くなったヘルメットは、新品に買い換える必要が出てくる。 こう
Anki Overdrive コースを記憶し、はみ出すことなく高速で走行することが可能なホビーレースセット Unboxing Anki Overdrive-YouTube 今回採り上げるのは、Anki Overdriveというアメリカのホビーレースセットである。 Ankiは「暗記」だろうか? オモチャとはいえ、Ankiのレースカーはプレーヤーが組み上げたコースを記憶し、物理的なガイド機構なしに、はみ出すことなく高速で走行することが可能なのだ。 ホビーレースの新しいシステム 少し過去を振り返ってみると、筆者が子どもの頃には、原宿の竹下通りの駅寄りの角にスロットレーシングのサーキット場が入ったビルが建っていて、表参道のソフトバンクの旗艦店のあたりにスロットカーを扱うプラモデルショップもあった。その頃に比べれば下火とはいえ、主に実車のスケールモデルを走らせるこの大人の遊びは、今もマニアに根強い人
既存の同種の技術に基づく製品と比べ、一般的なペンに近いサイズと形状で、おむすび型の断面を持つ筐体は、スタイリッシュにデザインされている。Neo Smartpen N2 アナログとデジタルのいいとこ取り スマートフォンやダブレットがこれだけ普及しても、紙の手帳やメモ帳を手放せないという人は多い。やはり、紙ならではの手軽さと、電池切れや故障のない安心感が、そうさせるのだろう。 あるいは、今では笑い話かもしれないが、かつては記事の取材などで、インタビュー中のメモは慣行上問題なくても、ノートPCを取り出してタイプされると、話に集中していないように見えるためか、違和感を持つ向きもあったようだ。 いずれにせよ、もはやアナログかデジタルかではなく、好みや状況に応じて適している手段を選べば済む時代になったわけだが、そのどちらにもメリットを感じるのなら、両方のいいとこ取りをする手もある。 つまり、メモの場合
世界42ヶ国で計7500もの学校で利用されているOSMOは、まさにiPadがもたらした教育改革の1つだ。 理系と文系、デジタルとアナログ、仮想空間と現実など、これまで二元的に扱われてきた概念の垣根が取り払われ、どちらか1つではなく両方の性質のバランスの中で問題解決のための策を見出していく。このことは、筆者が様々な機会に書き綴ってきた、これからの情報環境や社会環境の在り方だ。 前回採り上げたSphero SPRKKの背後にあるSTEM/STEAM教育にも、こうした傾向が見てとれる。 その流れを、幼児や初等教育の児童を対象に、iPad向けのアクセサリを使って目の当たりにしてくれるのが、スタンフォード大学とグーグルの出身者が開発したOSMOである。 対応ソフトはすべて無償で、たとえば、Numbersアプリでは画面内に表示される虫食い算に対して、付属の数字カードからあてはまるものをiPadの前に置
スフィロ社は、『スター・ウォーズ』の新キャラクターの球形ロボ、BB-8のトイバージョン開発も手がけた。 アメリカの初頭・中等教育現場では、今、STEM(ステム)あるいはSTEAM(スティーム)と呼ばれる教育カテゴリーが注目されている。Science(科学)、Technology(技術)、Engeneering(工学)、Mathematics(数学)という理系4分野の頭文字から名付けられたものがSTEMであり、STEAMではそれに文系のArt(芸術)が加わるのだが、個人的には、後者のほうがあるべき姿ではないかと考えている。 余談だが、英単語のStemには「(植物などの)茎や幹」という意味があり、Steamは、かつての産業革命の原動力だった「蒸気機関」をイメージさせる。そうした点からも、なかなか巧みな命名といえるだろう。 いずれにしてもオバマ大統領は、それらの科目を統合的に扱う教育を推し進める
動きと温度を取得する「クッキー」と情報を束ねてスマートフォンなどのアプリに転送する受信装置の「マザー」組み合わせて、自由な組み替えや拡張ができる Mother & Cookies 身の回りの製品がネットワーク化され、互いに情報をやり取りすることで様々な情報を記録したり機器の制御を自動化できるようになる「IoT(モノのインターネット)」の流れは、いわゆるスマート家電などを通じて、すでに私たちの生活の中に入り始めている。 しかし、その恩恵に与るために、利用中の日用品をIoT対応製品と入れ替えたり、ライフスタイルの変化に応じてIoT機器そのものを買い換え続けることに疑問を抱いた企業があった。それが、フランスのセンス社だ。 同社CEOのラフィ・アラジアン氏は、かつてビオレ社という会社でIoTのパイオニア的製品のナバズタグ(アルメニア語でウサギの意)を開発・販売していたが、それは1つのプロダクトに様
壁のスイッチを入れれば灯りがつき、電池が切れたら近くのコンビニで買ってくる(あるいは、コンセントから充電する)。そんな生活が当たり前となっている私たちからすると、なかなか想像がつきにいくいが、この地球には依然として約13億人が電気のない地域で暮らしている。 そうした人々の多くは、日没後に、電球の代わりにケロシン(灯油)ランプによる薄明かりの中で夕食をとったり読書や勉強をし、ラジオの電池が切れると、場合によっては数十キロ以上も離れた町まで買い出しに行かなくてはならない。そして、貧しい家庭ではランプの燃料代だけで家計の3割を占めることもある。 しかも、その弊害は不便さや経済面だけでなく、深刻な健康被害にもつながっている。世界銀行の調査では、それらの地域に住む約7億8千万人もの女性や子どもたちが、室内に置かれたケロシンランプから1日に40本のタバコと同等の煙を吸い込んでいるものと推定され、喫煙者
mDrawBotは、マーカーで絵を描くという点に特化させたことで、唯一無二のポジションを得たホビー系ロボット。 新たに始まるこのコラム「魅惑するプロダクツ」は、筆者が、そのコンセプトやデザイン、カラクリなどの点で抗しがたい魅力を感じる製品を、隔週で採り上げて紹介するという趣向の連載である。 それは、基本的にはユニークな発想に満ちたものだが、必ずしも最新の製品とは限らない。インターネットの時代でも、まだこの世の中には、広く知られていなかったり、忘れ去られていたプロダクトたちに出遭うことがある。そうした温故知新的なアイテムにも、ときにはフォーカスしてみたいと思う。 さて、1回目の製品は、Makeblock社の描画ロボットキット、mDrawBotだ。クラウドファンディングサイト、Makuakeでの標準支援価格は19,889円だったが、これは電子パーツや電子工作キットを販売するスイッチサイエンスが
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