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アメリカ大統領選
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「はしがき」(PDF file) (2004年5月24日) 当時、私が専攻した研究分野は、氏原さんにならって、労働問題研究と呼ばれていた。労働問題研究の1つの特色は、教科書が不在だということである。したがって労働問題研究を勉強する方法は、労働問題研究者によって書かれた調査報告書や論文を乱読する以外になかった。乱読の中から、おのずから労働問題研究の方法や水準が見えてくる、というわけである。なぜ教科書がないかというと、まず氏原さんが、教科書を書く能力に欠けていた。そもそも氏原さんは、自分の研究書1冊をとりまとめることさえできなかった。氏原さんの生前に『日本の労使関係』と『日本労働問題研究』の2冊が氏原さんの名前で出版されているが、これは氏原さんが自ら論文を編集したのではなく、氏原さんのもとで勉強したら若手研究者が氏原さんの論文を編集し、それを氏原さんが了承したのである。氏原さんは、個々の論文に
Since September 11, 2003 簡単な自己紹介 職業 研究者 研究テーマ 労働にかんする分野が中心 労働市場,賃金,労務管理,人事管理,労使関係など 労働研究を中心としながらも,広く日本経済論,日本企業論を構築したいと考えている。日暮れて道なお遠し 勤務先 〒980-8576 仙台市青葉区川内 東北大学大学院経済学研究科 連絡先 nomura*econ.tohoku.ac.jp *を半角の@に変換してください 用件を明記してください(スパム対策です)。 目次 履歴書 著書・論文 (一部はダウンロード可) 本のあとがき,あとがきのあとがき 『知的熟練論批判』(2001年)『日本の労働研究』(2003年) 『ドイツ労資関係史論』(1980年) 研究の周辺 偶感 更新履歴 2009年7月8日 「研究の周辺」)望田幸男{2009]『二つの戦後・二つの近代--日本とドイツ--
偶感 (2007年11月20日)読者層 ホームページを立ち上げてから、時折、ホームページをもっと頻繁に更新せよ、という叱正を受けることがある。私のホームページを読んでくれている人がいるかと思うと、励みにはなるが、同時に、そう言われても、ある意味では筆無精の私に過度の期待はしないでください、とも言いたくなる。ある意味で筆無精だというのは、論文の執筆という点では、私は平均的な研究者よりは筆まめである。少なくとも、これまでに書いた分量からいえば、そう言っていいだろう。ところが論文以外の文章については、筆無精である。私的な文章を書くことに慣れていない、というべきかもしれない。 前回の更新は8月24日だったので、もう3カ月経過した。じつは、前回更新したとき、この次は、天野郁夫編[1991]『学歴主義の社会史--丹波篠山にみる近代教育と生活世界--』(有信堂)の書評を書こうと思っていた。 数カ月前に刊
研究の周辺 (2009年7月8日)望田幸男『二つの戦後・二つの近代--日本とドイツ--』ミネルヴァ書房、2009年、を読んで 望田幸男『二つの戦後・二つの近代』を読んだ。研究者としての望田氏の誠実さを強く感じた。この文章は本の感想なので、以下、敬称は略す。 私が望田の名前を覚えたのは、学部生の時であるから、40年になる。望田や飯田収治たちの共著『ドイツ現代政治史』(ミネルヴァ書房、1966年)を読んだのが最初である。この本のタイトルが「政治史」であり、また望田のその後の仕事がドイツの軍国主義にかんしたものであったので、私は望田を政治史の専門家であると思っていた。ところが1990年頃から、もっぱら「教育」「資格」について研究を次々と発表しはじめた。その時点で私は、ドイツにおける社会史研究の進展に影響されて望田が政治史から社会史へ移ったのだろう、と思った。 しかし、望田が「教育」「資格」の研究
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