けさの朝日新聞の「天声人語」は、共産党系の団体が「野党統一候補」を支援する動きを賞賛して、こう書いています。 ▼安保関連法が成立しても憲法違反は憲法違反。そう考える学者の会やママの会、学生団体SEALDs(シールズ)などの有志が「市民連合」を結成し、きのう記者会見した。来年の参院選に向け、法の廃止や立憲主義の回復で一致する野党候補を支援するという▼右か左かでなく、保守か革新かでもない。立憲か、非立憲か。再び鮮明になってきた対抗軸である。 戦前には朝日新聞記者の尾崎秀実がソ連のスパイになって日本に共産革命を起こそうとし、戦後は文化大革命を賞賛した朝日新聞は、冷戦が終わって対抗軸に困っていましたが、ようやく「立憲主義」というスローガンを見つけたようです。 彼らがこれほど重視する立憲主義とは何でしょうか。芦部信喜『憲法』によれば、それは「個人の権利・自由を確保するために国家権力を制限すること」で
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