日本最大のマンガの祭典「コミックマーケット77」が29日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。人気の同人誌を求めるファンが、寒さの中、早朝から列を作った。 コミックマーケットは、75年から始まったマンガや小説・ゲーム・音楽などの同人誌即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。今回は3日間で約3万5000サークルが出展する。昨年冬のコミックマーケット75では、冬のコミケ最多となる51万人が参加している。 初日は、マンガやアニメ、音楽、映画、芸能系など、約1万2000サークルが参加した。企業ブースには、1月の公開を控える劇場版アニメ「フェイト/ステイナイト アンリミテッドブレイドワークス」や、大手ゲームメーカーの「セガ」がブースを構えてグッズを販売、混雑した。また、「コスプレ広場」では、マンガやアニメなどのキャラクターにふんしたコスプレーヤーが自慢の衣装を披露していた。【河村成浩】