高校球児の連投の問題がでているけれども、これこそブラック企業そのものではないかと思う。 ブラック企業は限界まではたらかせて、体を壊したり、精神を病んだり、はたまは自殺してしまったりする。それでも、人は、ブラック企業で働いてしまう。 高校球児も、連投につぐ連投で、肩に故障の種を抱える可能性があってでも、それでも投げてしまう。 どうも同じにおいを感じる。どうしてこうなってしまうのか。 球児が連投につぐ連投をしてしまうのは、いろいろな意見を総合すると、つぎの2つの理由からだ ①「せっかく出場した甲子園で、なんとしても勝ちたい、燃え尽きたい」 ②「チームメンバーに申し訳ない」 1の理由は、簡単にいうと、「選択肢がない」「逃げ場がない」ということに集約される。甲子園が高校生にとっての唯一無二の存在で、ほかに選択しがない。すべての球児が甲子園優勝を目標にして、単一のレールを突っ走る。 東大を頂点とする