首都圏の鉄道・バスで利用できるIC乗車券「PASMO(パスモ)」と「Suica(スイカ)」でバスの運賃を収受する際、運賃が二重に引き落とされていたことが11日わかった。事業者で構成するバス共通ICカード協会によると、二重引き落としはパスモとスイカがバスに導入された昨年3月から今年7月までに56社で行われ、件数で約6万件、金額にして約1100万円にのぼる。 カードを車載器にタッチしたときに、データが十分に読み取れないとブザーが鳴るが、その際、運賃がすでに引き落とされているケースがあるという。運転士が運賃が引き落とされているか確認しないで機器をリセット。カードを乗客が再びタッチして二重引き落としが起きていた。 乗客の指摘で発覚、同協会は「運転士への指導・教育の不徹底が原因。誤操作防止の指示を徹底する」としている。同協会は19日から問い合わせ窓口(フリーダイヤル0120・229・422、月曜〜土