体罰など学校の不適切な指導がきっかけで自殺した児童・生徒の遺族らでつくる「『指導死』親の会」が18日、文部科学省を訪れ、9月に施行されたいじめ防止対策推進法について「指導死」にも適用するよう求める申し入れを行った。 同会では、いじめ対策法にあわせて「指導死」の再発防止策を策定するよう要請。「行きすぎた指導による自殺は、生徒間のいじめによる自殺よりも調査が困難であり、うやむやにされることが少なくない」と指摘している。 同会によれば、文科省はこの日、いじめ対策法は「指導死」には適用されないが、自殺全般の背景調査の在り方を示した指針を年度内に見直すと説明したという。