■大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」■ いよいよ、シニア向けPCに本腰を入れる富士通 ~「潔い決断」でモノづくりを進める 富士通が、シニア層をターゲットとした「FMVらくらくパソコン」を発売する。 ノートPCの「BIBLO NFシリーズ NF/B70」をベースにしながら、キーボード部などを専用化。シニア層が使いやすいPCとして提供する考えだ。 同社では、2008年6月、電話およびウェブによる同社直販限定の「FMVらくらくパック」を商品化。2,000台限定として販売した経緯がある。 「FMVらくらくパック」では、富士通の液晶一体型デスクトップPCである「FMV DESKPOWER EK」シリーズのEK/A50およびEK/A30、ノートPCの「FMV-BIBLO NF」シリーズ NF/A70をベースとした2機種3モデルを用意。「使いやすい」、「おまかせ」、「かんたん」、「あんしん」の観点か
「製品企画段階で悩んだのは、シニアを意識しすぎると特別な製品になってしまう。キーボード以外はなるべく普通のPCと同じにすることで、あくまでも簡単に操作できるPCを作ることを目指した。キーボードについては、好評であれば一般モデルに落とし込むことも検討する」(富士通・パーソナルビジネス本部・三竹兼司本部長代理)。 ベースとなっているPCは「FMV-BIBLO NF70」だが、使いやすさを実現するための専用キーボードを搭載。ローマ字入力が簡単にできるように、利用頻度の高いアルファベット26文字を浮かび上がらせ、さらに母音を色分けする配色を行なった。ファンクションキーには、よく使う機能を日本語で併記した。 キーボードの上に設けられているワンタッチボタンは、FMV-BIBLO NF70は8個用意しているものの、シンプルに操作できるよう6個に絞り込んだ。ボタンの機能についても、操作に困った際にお手伝い
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