日経新聞の伝える所では、大学500校にハローワーク窓口を新たに設置するとの事である。 結論を言ってしまえば、こんな事をやっても何の意味も無いし、寧ろ後で重篤な後遺症に悩む事になると思う。 先ず第一に、雇用が無い所、或いは今迄あった雇用すら失われつつある状況でハローワークを大量に増設しても何の意味も無い。商品そのものが枯渇している北朝鮮で、国民が窮乏しているからと言ってスーパーマーケットをあちこちに増設する様なものである。 「雇用対策」とは「雇用の新たな創造」であり、その駆動部分となるものは「産業対策」である。 現在の状況がどうで、今後どうなるかに就いては辻先生のアゴラ記事、本質的な問題を避けるなが極めて明瞭に説明してくれている。或いは、百聞は一見にしかず、下記のチャートが全てを示している。 個人的には、昨日のアゴラ記事、とち狂った電力行政をどうやって正常化させるか? で説明した通り、現状の
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