少子化社会対策白書のあまりの覇気の無さに驚き、国勢調査から生涯未婚率を予測し直して男35%、女27%にもなる結果を得ました。非正規雇用は増えるばかりで、若者の生活を不安定にさせている根源は政府施策です。『安倍政権が嫌いな雇用安定こそ少子化対策の核心』で指摘した通りです。生涯未婚率は人口学で50歳時点の未婚率と定められています。2010年国勢調査で20代前半だった世代が50歳に到達する25年後には、現在に倍する生涯未婚者であふれる事態になります。 NHKの《少子化白書 晩婚・晩産化進む》は《生涯未婚という人の割合は、平成22年には、▽男性が20.14%、▽女性が10.61%で、いずれも過去最高に達し、「未婚化」とともに一生結婚するつもりはないとする「非婚化」も進んでいると指摘し》《内閣府は「若い世代は雇用が不安定で、所得が低い傾向にあり、こうした経済的理由から結婚に踏み切れない人が増えている