にわかに盛り上がる鉄道本ブーム 不況時に増殖する“鉄子”の正体は? ダイヤモンド・オンライン11月25日(水) 8時30分配信 / 経済 - 経済総合 出版界では、「不況時には鉄道本が売れる」という噂がまことしやかに流れているという。その証拠に、大手出版社はこぞって鉄道をテーマにした分冊百科を創刊し、いずれもかなりの好評を博しているのだ。 その先鞭を付けたとされるのが、昨年発売された新潮社の『日本鉄道旅行地図帳』(全12巻)。これは鉄道好きのベテラン社員が、社内の反対を押し切って企画を通したという逸話のあるシリーズでもある。 鉄道地図の縮尺が正確であるという、従来ありそうでなかった内容がファンの心をとらえ、鉄道モノでは異例の合計約150万部近くを売り上げた。 さらに集英社の『週刊鉄道 絶景の旅』は、今年5月に発売された創刊号の売り上げが実に35万部を記録。沿線の景色を見せることに徹底