東京証券取引所が2016年3月17日に発表した東京・名古屋2市場の3月第2週(7〜11日)の投資家別株式売買状況によると、外国人投資家の売り越し額は1兆1932億円で、東証が調査を始めた1982年7月以降で最大でした。 去年一年もトータルで売り越しだったんですが、これで今年の年明けから、海外投資家が10週連続で売り越したことになります。 一週間で海外投資家の売り越し1兆円超えは2015年9月2週以来で、これは「ブラックマンデー」で世界的に株価が暴落した1987年10月3週の1兆1220億円も上回り、史上最大の売り越しとなったのです。 つまり、株価は去年の中頃がピークで、日本の株式の7割を保有している海外の投資家は日本株を売り続けていると。 その割に株価が下がらないのは、日本の投資家が買っているということになります。その日本の最大の投資家は、言わずと知れた年金積立金管理運用独立行政法人(GP