●「スカイフォール」が驚異的なヒット 総選挙が終わった。投票率は戦後最低。結果に否定はしないがビミョーな気分なのは、筆者も無党派の有権者の皆さんと同じか。こういう時はついつい現実逃避の手段で映画でも行きたくなるものだが、「007」の最新作「スカイフォール」、公開から半月余り経つが絶好調でしたね。 数字が驚異的なヒットぶりを物語る。ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの発表によると、日本公開の最初の週末(12月1~2日)は約4億5,000万円。これは前2作の「カジノ・ロワイヤル」(約2億6,000万円)、「慰めの報酬」(約3億1,000万円)を上回る。最新作は公開9日で10億円を突破。総合興収も「カジノ―」の22億円、「慰め―」の20億円を更新するのは確実だ。おひざ元の英国に至っては同国の歴代興行収入1位記録を公開40日目で塗り替えたそうだ(従来は「アバター」)。 ソニー側も分析している