「不親切なパリジャン」のイメージ払拭に向け、パリを中心とするイル・ド・フランス地域圏商工会議所は今夏、ホテルや飲食店、タクシー業者向けに外国人観光客の国別サービス・マニュアルを作成した。 10か国別にあいさつやお礼の言葉を紹介した上で、観光客の「傾向と対策」を指南する内容。英国人は「ファーストネームで呼ばれるのを好む」、中国人は「とにかくブランド品の買い物好き。英語が苦手で、いつも言葉の壁にぶちあたっている」と紹介した。日本人については「安心を強く求める」性格だとした上で、「(サービスに)満足できない時、その場で文句は言わず、帰国してから批判する」と注意書きが付けられた。マニュアルは小冊子で、3万部が配布された。