関西大、関西学院大、同志社大、立命館大は29日、今春入学の1年生を対象に行った「薬物に関する意識調査」(有効回答1万9313人)の結果を発表した。 大麻を使用する現場を「見たことがある」と答えたのは700人(3・7%)に上り、大麻入手について3割超が「可能と思う」と回答。大学生の身近に薬物が潜む実態が浮き彫りとなり、各大学は「考えていた以上に危険な状況で、新たな薬物乱用防止策に取り組む」としている。 昨年以降、関西大の学生2人が大麻を売買するなどして逮捕され、同志社大、関学大、立命大でも薬物の所持などで逮捕者が出た。こうした事態を受け、4大学は薬物乱用防止連絡会を設け、今年4〜5月に合同で調査を実施した。 大麻の入手の難しさの設問(3大学で調査)は、「少々苦労するが何とか手に入る」の回答が3200人と2割を超え、「簡単に手に入る」も1447人で1割弱あった。使用については「個人の自由」を1