手紙は手書きすべきだと考える人が、8年前に比べ10~30代で大幅に増加する一方、40代以上では各年代とも減少したことが24日、文化庁がまとめた平成24年度の「国語に関する世論調査」で分かった。文化庁は「電子メールに子供の頃からなじむ若い世代では、手紙は手書きする特別なものという意識が出てきているのでは」と分析している。 手紙は「今後もなるべく手書きすべきだ」と考える人は50.2%で、同じ質問項目があった8年前の調査より2.4ポイントの微増だったが、10代(16~19歳)では17.6ポイント増の62.2%、30代は14.1ポイント増の57.0%、20代は5.1ポイント増の52.6%。一方、40代以上の各年代では60代以上で1.8ポイント減の48.6%となるなど軒並み前回を下回った。 「今後は手書きにこだわらないようにすべきだ」と考える人も全体では1.0ポイントの微増で25.8%だったが、30