3月末に開通した仙台市北部周辺を通る自動車専用道路、仙台北部道路の利府しらかし台インターチェンジ(IC)-富谷ジャンクション(JCT)間の下り車線に、開通から約1カ月で穴が開いたことが分かった。穴の底にはベニヤ板が露出し、発見から約半月後に板を取り除いて補修した。工事の請負業者は、毎日新聞の取材に施工ミスを認めており、発注した国土交通省の管理責任も問われそうだ。 国交省東北地方整備局などによると、道路を管理する「NEXCO東日本」(本社・東京都)が4月下旬、高架橋の接合部近くに直径約30センチ、深さ約1.5センチの穴を見つけた。舗装表面がはがれる「ポットホール」と呼ばれる穴で、底にベニヤ板が露出していた。ポットホールは施工や品質の不良などが原因とされるが、調査の結果、露出した板も含め長さ約1メートル20センチ、幅約30センチのベニヤ2枚が埋まっていた。 施工した建設会社は、橋の接合部に油な