時短で帰るママに対して周りもどう接していいかわからない ――制度がきちんと運用されるには、上司と周りの理解が必須ですが、それは人に依存しますよね。 大手SIer女子:家族持ちじゃない上司は時短の制度自体を知らないので、控除金額が違うのを私に聞くんです。でも、働いてなんぼの会社、リリース前にとにかく人を投入して、成功させてきた会社は、短い時間で効率の高い仕事をすることに対しての評価ができてません。制度があっても、結局ダメなんです。時短の制度はあるものの、時短という働き方に対してのケアは少ないとは思っています。 ――確かにその傾向はありますね。 大手SIer女子:あと、私は部署が変わったときがきつかったです。今までは事情を知っている同僚やパートナーに頼んで、なんとか回せていたんですが、それができなくなりました。しかも若い人は結婚や子育てを経験していないので、時間通りに帰ってしまうおばさんに対し