国内の公営ギャンブルが売り上げジリ貧で赤字に悩んでいる。どこの施設もオヤジばかり。主たる顧客は年金生活者で、国が支払った年金を地方自治体が巻き上げるという笑えない現象が起きているそうだ。(フジサンケイビジネスアイ) 先日シンガポールに建設された世界最大級の総合リゾート施設「マリーナベイ・サンズ」のトップに会う機会があった。同氏によればマリーナベイ開業以来シンガポールへの観光客は激増しており、本年は1500万人を見込んでいるとのことだ。東京23区と同等の面積、人口500万人でさほどの観光資源もないシンガポールがこれだけの訪問者を見込んでいる。一方の日本は、温泉、富士山、世界遺産と観光資源の宝庫であるのに、2010年に来日した観光客は860万人にすぎない。 シンガポールの観光客誘致成功の秘密はどこにあったのだろうか? 答えは簡単、マーケティングである。新しい観光商品作りに成功したからだ。商品は