世界同時不況の影響で日本の中小企業の経営が悪化している中にあっても、高い技術力を持つ企業は世界の注目を集めている。 2008年11月、中小企業による国内最大級のトレードショーとして東京都内で開催された「産業交流展2008」(東京都などが主催)。その一角に、日本ゼネラル・エレクトリック(GE)や日本サムスンといった著名な海外企業20社がブースを構えた。将来、有望な先端技術や提携先を発掘するため、日本の中小企業や大学の研究機関などと商談するのが目的だ。 経済産業省の委託で日本貿易振興機構(ジェトロ)が初めて企画。事前に日程を決めた中小企業などが126件の商談を行ったほか、当日にブースを訪ねてきた分を含め、一挙に計693件の面談が実現した。 日本の技術獲得が一流への道 多くの中小企業は、米国発の経済危機によって、国内大手企業の受注が急減し、資金繰りが急速に悪化している。しかし中には、卓越した技術
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