この秋、懐かしいFM情報誌「FMレコパル」(小学館)が、創刊40周年を記念して1号限りの復活を果たす。10月3日には都内のイベントスペースで「『FMレコパル』復刊 感謝祭」が催され、デビュー40周年を迎えたシンガー・ソングライターの大貫妙子さんや音楽評論家の天辰安文さんも駆けつけた。 「FMレコパル」が誕生したのは1974年。音楽配信はおろか、CDさえも登場していない時代で、主な音楽ソースはアナログレコードとFMラジオ放送。高価なレコードなど滅多に購入できない若い音楽ファンたちは、雑誌に掲載された番組表とにらめっこしながらお目当てのアーティストや曲をチェックし、カセットテープに録音していた。 このエアチェック文化ともにオーディオブームが起こり、FMレコパルは一躍人気雑誌となる。レコパル=“音の仲間たち”という雑誌のコンセプトに加え、イタリア人イラストレーター・マルディロ氏の描く表紙も人気を
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