JR西日本は2日、4月1日〜5月24日の運賃収入が前年同期比8.5%減になったと発表した。主に新幹線を扱う福岡支社管内は同9.3%減だった。同支社は「過去にない減少幅。景気低迷に加え、高速道路料金の割引と新型インフルエンザの影響が大きい」と説明している。 期間中の福岡支社管内の輸送人数は、博多―小倉駅間が同7.5%減、小倉―新山口駅間が同7.6%減だった。政府は高速道路割引を土日祝日だけでなく、8月のお盆や年末年始の平日に拡充することを検討している。嶋哲久支社長は「影響は大きいが、鉄道の良さ、新幹線の高速性を分かってもらう努力をする」と話した。