自由貿易や行き過ぎたグローバリズムに「ノー」を突きつけ、米大統領選で勝利を収めたドナルド・トランプ氏。何がトランプ氏を勝たせたのか。世界はどこに向かうのか。フランスの歴史人口学者、エマニュエル・トッド氏に聞いた。【聞き手・パリ賀有勇】 かつて乳幼児死亡率の上昇を「兆候」と捉え、ソ連崩壊の可能性を指摘した。今回もトランプ氏が勝利する可能性はあると考えてきたが、その「兆候」が米国での45~54歳の白人死亡率の上昇だ。医療の発達や生活レベルの向上で低下傾向にある先進国の死亡率だが、米国の白人は1998年以降、上昇に転じているとの研究データがある。死因は自殺やアルコール中毒が目立っていた。不安や苦しみを多くの人々が味わっていたことを意味しており、有権者の約70%を占める白人層は、大きな変化を受け入れる準備ができていたのだ。 ヒラリー・クリントン氏は白人の死亡率が上昇する米社会で、実態とはかけ離れた
安倍総理大臣はNHKの「ニュースウオッチ9」で、北方領土での共同経済活動を行うための特別な制度について、ロシアや日本の法律とは異なる新たなルールを専門家が協議して検討していくことになるという認識を示しました。 そのうえで安倍総理大臣は、今回の会談で検討していくことで一致した、北方領土での共同経済活動を行うための特別な制度について、「ロシア法でもなく、日本法でもない、特別な制度をこれから専門家が協議を行っていくことになる」と述べ、ロシアや日本の法律とは異なる、新たなルールを専門家が協議して検討していくことになるという認識を示しました。 また安倍総理大臣は平和条約交渉について、「1年とか、2年とか簡単な問題ではないと思うが、その間にも私は相当、進めていきたいと思っている。平和条約を締結して四島の帰属の問題を解決しても、一緒に共生していくことを考えなければならない。そのことも含めて平和条約の交渉
シリア内戦の激戦地、北部アレッポが13日までにアサド政府軍勢力により制圧され、内戦は重大な転機を迎えた。アサド政権が圧倒的に優位となり反体制派は壊滅状態になった。しかし内戦はなお終結にはほど遠い。反体制派は今後、アサド政権に対して散発的なゲリラ戦で対抗すると見られ、戦闘の長期化は避けられない。 報復虐殺の懸念 アレッポはシリア最大の都市で、内戦前は商業の中心地だった。2012年以来、アレッポは西側部分を政府軍が、東側を反体制派が支配し、分断状態となっていた。ロシアの空爆支援を受けたアサド政権軍と、レバノンのシーア派武装組織ヒズボラ、イラクなどからのシーア派民兵軍団は11月15日から反体制派支配地区への進撃を開始した。 政府軍勢力は12月初めに反体制派支配地区の北半分を制圧、10日ごろから一気に攻勢を掛けて反体制派を追い詰め、13日までに「支配下に置いた」(ロシア国連大使)と勝利宣言した。ア
自民幹事長「国民がっかり」=日ロ交渉に異例の不満 北方領土交渉が焦点となった15、16両日の日ロ首脳会談について、与党内では好意的な意見が出る一方、目に見える成果がなかったとして不満の声も上がった。自民党の 二階俊博 幹事長は党本部で記者団に「国民の大半はがっかりしていると心に刻んでおく必要がある」と述べた。与党幹部が外交交渉にあからさまな不満を示すのは異例だ。 二階氏は「日ロ首脳が胸襟を開いて会談したことは成功だった」としながらも、領土交渉に関しては「そうそう甘いものではないと思い知ったのは一つの参考になるのではないか」と指摘。一時は首脳会談の成果を掲げての衆院解散・総選挙の可能性も取り沙汰されたが、二階氏は「日ロ問題は解散のテーマにならない」と否定した。 自民党内からは「政府は期待値を上げ過ぎた。国民は肩すかしを食らった気持ちだろう」(中堅)との苦言も漏れた。(2016/12/16
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く