植物を原料として作る燃料で、再生可能なエネルギーの「バイオエタノール」。 サトウキビやトウモロコシなどから作るのが一般的ですが、意外な原料からバイオエタノールを作ることに、岐阜県のベンチャー企業が成功しました。この技術、東日本大震災の被災地からも注目を集めています。 岐阜放送局の島田武ディレクターが取材しました。 原料は“雑草” 環境にやさしい燃料として各地で普及への取り組みが始まっているバイオエタノール。 そのバイオエタノールを作る新しい技術を開発した岐阜市のベンチャー企業には、全国から見学に訪れる人たちが後を絶ちません。 その理由は、原料にあります。 一般的なサトウキビやトウモロコシなどではなく、近所で刈り取ってきた「雑草」なのです。 しかも、新技術では、使える原料が雑草だけではありません。ゴルフ場で刈られた芝や、オフィスから出る紙くずなど。植物の成分、セルロースが含まれてい