ドイツ南部グンドレミンゲン(Gundremmingen)の原子力発電所と送電線(2011年6月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/CHRISTOF STACHE 【11月28日 AFP】世界銀行(World Bank)と国連(UN)は27日、最貧国に電力網を整備するため数十億ドル規模の資金援助が必要だと訴えるとともに、いずれの国においても原子力発電への投資は行わない考えを表明した。 世銀のジム・ヨン・キム(Jim Yong Kim)総裁と国連の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は、2030年までに世界中の全ての人が電力の供給を受けられるようにする取り組みについて記者団に説明した。その中でキム総裁は「われわれは原発は行わない」と明言した。 キム総裁によると、世銀は来年6月までに42か国の発電計画をまとめる予定。電力網の整備やエネルギー効率の倍増、再生可能エネルギー比率の倍
1週間に起こった出来事の中から、IWJが取材したニュースをまとめて紹介する「IWJウィークリー」。ここでは、【IWJウィークリー第11号】に掲載させていただいた、元UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)職員の米川正子氏(立教大学特任准教授)の特別寄稿を掲載します。 福島原発の事故以降、電力は国内外で日常的な議論となり、それと同時に、東京電力等の電力会社が有する強大な権力が(再)確認されました。現在アフリカ大陸においても、電力を巡る動きが展開しようとしています。 オバマ大統領は6月下旬に、4年ぶりにアフリカを外遊しました。訪問地の南アフリカ(以下南ア)でアメリカの外交政策に関する演説をし、サハラ砂漠以南アフリカへの電力普及率の倍増を目指し、官民合同で70億ドル(約7000億円)の支援を行うと表明しました。その事業の名は「パワー・アフリカ」。「地方に住む家族の基本的ニーズを支え、またアフリカが
スモッグに覆われたインドの首都ニューデリー(New Delhi)市街で朝、通勤バスを待つ人たち(2013年1月31日撮影)。(c)AFP/Prakash SINGH 【7月18日 AFP】公害やその他の環境汚染によってインドが被る損失は国内総生産(GDP)の6%近くに当たる年間800億ドル(約8兆円)に上ることが、世界銀行(World Bank)が17日に発表した報告書で明らかにされた。 インド政府の要請によって作成された同報告書は、インドの環境被害の影響を評価したもので、同国が直面する主な環境問題として大気汚染や飲料水の汚染を挙げている。またこの2つの問題が、インドで多くの子どもが亡くなる原因になっていると指摘している。 首都ニューデリー(New Delhi)で報告書を発表した世銀のシニアエコノミスト、ムトゥクマラ・S・マニ(Muthukumara S. Mani)氏は「(インドの)子ど
【ワシントン平地修】世界銀行は23日、6月末で退任するゼーリック総裁の後任の立候補受け付けを締め切った。オバマ米大統領が指名したジム・ヨン・キム米ダートマス大学長(52)、コロンビアのホセ・アントニオ・オカンポ元財務相(59)、ナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ財務相(57)の3氏が立候補。4月21日の総会までに理事会で決める。最大出資国の米国候補の就任が慣例で、キム氏の選出が確実視される。 キム氏は韓国生まれ。5歳で米国に移住し、ハーバード大で医学博士などを取得。世界保健機関(WHO)で途上国のエイズ対策や公衆衛生の普及などで実績がある。オバマ大統領は「世銀に最適の指導者」と強調した。 投票権で首位の約16%を握る米国に加え、欧州や日本、韓国などの支持も見込まれ、約6割超の賛同を得られる情勢。米国はこれまで政権や金融界の実力者を総裁に送りこんできており、保健・医療分野を専門とする
3月22日、新興国が世界銀行の次期総裁候補の擁立を目指していることに関連し、南アフリカは23日に記者会見を開き、アフリカ出身の候補者を発表する予定であることがわかった。写真は候補者に指名されるとみられるナイジェリアのオコンジョ・イウェアラ財務相。韓国で2010年6月撮影(2012年 ロイター/Nicky Loh) [ヨハネスブルク 22日 ロイター] 新興国が世界銀行の次期総裁候補の擁立を目指していることに関連し、南アフリカは23日に記者会見を開き、アフリカ出身の候補者を発表する予定であることがわかった。事情を知る複数の関係筋が22日明らかにした。指名される候補者はナイジェリアのオコンジョ・イウェアラ財務相とみられる。 一方、南アフリカの財務省は、南アフリカ、ナイジェリア、アンゴラの3カ国の財務相が23日にプレトリアで共同記者会見を開催するとのリリースを出しているが、その内容については公
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