戦いの行方 ロンドンのエクアドル大使館前に掲げられたアサンジ解放を求めるポスター(8月14日) Ki Price-Reuters アメリカ政府の機密文書などを公表してきた内部告発サイト「ウィキリークス」の 創設者ジュリアン・アサンジの亡命を認めると発表したエクアドル政府の公式声明は、ある意味でおもしろい読み物になっている。アサンジはスウェーデンでの性犯罪容疑で国際指名手配され、昨年10月にイギリスで逮捕された。スウェーデンからは身柄引き渡し要求が出ているが、スウェーデンへ移送されればその後アメリカへ送還される可能性があることから、アサンジは保釈中の今年6月にロンドンのエクアドル大使館へ逃げ込み、政治亡命を申請していた。 エクアドル政府はこのほど発表した3788語にわたる公式声明にて、アサンジがアメリカ政府による「政治的迫害」に直面しており、死刑になる可能性もあるとしている。さらに、キューバ