米国のシンクタンク、国際評価戦略センターはこのほど、中国の宇宙開発分野の発展と最新の成果に関するレポートを発表し、中国が宇宙実験モジュール「天宮一号」の打ち上げに続いて、月面基地の建設計画に注力しており、軍事目的で使用する可能性があると指摘した。多維新聞網が伝えた。 リポートは、中国人民解放軍が統括する有人宇宙飛行プロジェクトが、すでに軍民両用での運用において豊富な経験を蓄積していると指摘。それによれば、これまでに打ち上げられた宇宙飛行船「神舟」が、有人・無人に関わらずすべてのミッションにおいて軍事上の任務を遂行していることから、2011年後半に発射される予定の宇宙実験モジュール「天宮一号」(重量15トン)にも軍事的な任務が課せられる可能性が高い。 2020年には重量約60トンの宇宙モジュールが打ち上げられる可能性がある。「天宮一号」はカメラを搭載するか、もしくは小型衛星を発射する可能