2月1日、エジプトで武装勢力の人質になっていた中国人25人が解放されたという。拉致されたのが1月31日だから、わずか1日のスピード解決だった。一方、その3日前の1月28日から、スーダンでも29人の中国人が拉致されている。可哀想に、こちらの方は2月2日現在も依然未解決のままだ。 なぜ今、アフリカで、中国人労働者たちが立て続けに人質となるのだろう。この2つの騒動は偶然同時期に起きたのだろうか。今回は、最近エジプトとスーダンで起きた不幸な中国人拉致事件を比較しながら、最近「中国株式会社」が力を入れている「海外進出」の光と影について検証してみたい。 異なる2つの人質事件