南アフリカのジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)大統領がマンデラ紙幣の発行を発表。その影響で、ドルに対するランドの価値が2.6%、ジョハネスバーグ株式市場の全株指標が1.1%、トップ40が1.27%下がったという。 といっても、ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)が紙幣の顔になるから下がったわけでは当然ない。 発表のやり方が問題だった。 「明日、大統領による記者会見がある」と発表があったのは、2月10日の金曜日。つまり、記者会見の日は土曜日なので市場が閉まっている。土曜日の記者会見の如何によって、月曜日に損失が出ることをなるべく避けたいから、金曜のうちに出来るだけの手を打っておきたいというのは人情。 ところが、「紙幣の顔がマンデラになりま~す」という金融政策にも国家財政にも関係ないお知らせなのに、それを告げなかった。それどころか、大統領、ジル・マーカス(Gill Marc