貧困や売春をする女性に対する支援の現場では、支援者が当事者のことを被害者化しようとする傾向を表して 「被害者萌え」と言ったりします。 自分の支援対象が被害者であればあるほど、支援者にとっては「萌える」んですね。 しかし萌えてはいけない、そうなってはならないと、自戒をこめて常に気を付けながら当事者と接している現場は実際にあります。 当事者主義とか、当事者主権といった考え方です。 もちろん性犯罪の被害者が被害者であることには変わりはなく、どこをどう捉えても被害者であることには変わりありません。 (ましてや自己責任だなんていうことはあり得ません) しかしながら、被害者が「理想の被害者像」におさまってくれないことに理解し難い気持ちを抱くと、周囲の彼ら彼女らが表明するとき、 それは「被害者萌え」という彼ら彼女らの欲望の問題であり、被害者の問題ではありません。 私の問題であるより、あなたの欲望の問題で