奈良県桜井市の市立中学2年の女子生徒(14)がいじめを受け、けがをした問題で、学校が全校生徒と保護者に経緯を初めて説明した31日、急きょ登校した生徒や保護者は集団で行われていたいじめの実態を知り、言葉を失った。 前日、夏休み中の学校から31日を臨時登校日にすると知らされた生徒たちは午前8時頃からそれぞれの教室に入った。校長は校内テレビで6月に起こった同学年の女子6人によるいじめについて話し、「集団での暴力は絶対にいけない。生徒を傷つけてしまい、みんなを不安な気持ちにさせて申し訳ない」と謝罪した。1~3年生とも真剣な表情で聞き入ったという。 このあと、各クラスでは暴言や無視、暴力など様々ないじめの形態について学んだ。いじめがいかに受けた側の心を傷つけるか、過去の事例も踏まえて話し合ったという。 2年の女子(14)は「生徒が集団で囲まれている場面は何度も見ていたのに、こんなにひどいいじめに遭っ