(GEPR編集部より)今年6月に行われた国連のサミット「リオ+20」についての報告を、NPO国際環境経済研究所の記事から転載する。(IEEI版) 1992年にブラジルのリオデジャネイロで行われた「国連環境開発会議(地球サミット)」は世界各国の首脳が集まり、「環境と開発に関するリオ宣言」を採択。今回の「リオ+20」は、その20周年を期に、フォローアップを目的として国連が実施したもの。 92年の地球サミットは経済のグリーン化の流れを作った会議として知られる。そして、化石燃料の抑制、自然エネルギーシフト、温暖化の流れを止めるための原子力発電の再評価など、その後のエネルギー政策、産業の姿にも影響を与えた。 今回のサミットでは、どのような影響が、エネルギーの未来、私たちの生活にあるのであろうか。 (本文) 1・リオの交渉プロセスをどう読み解くか 1992年のリオサミット20周年を期して開催された国連