【ワシントン=黒瀬悦成】オバマ米大統領は14日、アフリカ中部の国々で住民虐殺を行っているウガンダの反政府武装勢力「神の抵抗軍(LRA)」の掃討作戦を支援するため、陸軍特殊部隊「グリーンベレー」を主体とする米兵約100人の派遣を決め、議会に通告した。 LRAは、モーゼの十戒に基づくキリスト教国家の建設を目指す原理主義組織。国務省によると、ウガンダや中央アフリカなどで2008年以降、住民ら2400人以上を殺害し、3400人以上を誘拐した。 議会への通告書簡によると、米軍はウガンダなど現地政府軍に対し、情報提供や作戦上の助言、支援を行う。LRAとの戦闘には関与しないとしている。