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2008とDINFに関するunyounyoのブックマーク (1)

  • 文学にみる障害者像-ギュンター・グラス著『ブリキの太鼓』

    ギュンター・グラス著『ブリキの太鼓』 ―太鼓によって語られる「過去」杉山雅彦 『ブリキの太鼓』は1959年に発表された、ギュンター・グラスの処女作である。1927年、ダンツィヒ(現在のポーランド領ダグニスク)に誕生した作者の自伝的要素が強く、後の『と鼠』、『犬の年』と合わせて「ダンツィヒ3部作」と呼称されている。ダンツィヒは、第一次世界大戦以後、ドイツから分離され、国際連盟の管轄下にあった国際都市であり、ロシア人、ドイツ人、ポーランド人、そしてさまざまな少数民族の混在する自由都市であった。 グラスはドイツ人の父と少数民族の一つ、カシューブ人の母を持ち、親戚にはポーランド人が多かった。この生い立ちは主人公オスカル・マツェラートにそのまま踏襲されている。発表当時には、人物造形、難解な構成、性を含むグロテスクな描写などの要素から、ドイツの文壇では否定的な見解が多かったが、その後見直され、海外

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