アメリカ外交当局の機密文書などを公表してきたインターネットのウェブサイト「ウィキリークス」の創設者で、イギリスで逮捕され、逮捕状を出したスウェーデン当局への身柄の引き渡しを拒否しているアサンジ代表が、南米のエクアドル政府に政治亡命を申請しました。 「ウィキリークス」の創設者で代表のジュリアン・アサンジ容疑者(40)は、スウェーデンで女性に乱暴するなどした疑いで、おととし、滞在先のイギリスで逮捕され、先月、イギリスの最高裁判所がスウェーデンへの身柄引き渡しを認める決定を下しました。 現在保釈中のアサンジ代表はこの決定に強く抗議していましたが、ロンドンのエクアドル大使館によりますと、アサンジ代表は19日、エクアドル大使館に現れ、エクアドルへの政治亡命を申請したということです。 アサンジ代表は、これまでも女性への暴行容疑を全面否定し、逮捕は政治的なものだとして身柄の引き渡しを拒否し続けていますが