復興支援シンポジウムで講演する緒方貞子JICA理事長=東京都新宿区のJICA研究所で2011年11月28日、橋本政明撮影 今年7月にアフリカ・スーダンから分離独立した南スーダンへの開発援助のあり方などを考える「復興支援シンポジウム−紛争後の現場で私たちが今取り組むべきこと−」(主催・国際協力機構=JICA、協力・毎日新聞社)が28日、東京都新宿区のJICA研究所で開かれ、約300人が講演やパネル討論に聴き入った。 緒方貞子JICA理事長と南スーダンのベンジャミン情報・放送相が講演。緒方理事長は、首都ジュバのナイル川岸での河川港整備などJICAの取り組みを紹介し、「国造りが始まる中でJICAは協力の先べんをつけた。今後大きな農業国になると思う」と期待を述べた。 また、ベンジャミン情報相は「南スーダンは鉱物や水など資源が豊富だが活用のためにインフラが必要。日本の財界に投資を望みたい」と話し