「調整能力が不足している」「組織人として適格性に欠ける」「僕の直属の部下としてやってもらうわけにはいかない」 3月8日、橋下徹大阪市長が、東住吉区の和田智成区長の更迭を発表した。和田氏は昨年8月、橋下市長が推し進める市制改革の目玉として導入された公募区長の一人で、大阪市のホームページ内にあるプロフィール欄には、「飲食業界にて現場、管理職、経営を経験」といった経歴が申し訳程度に書いてある以外は、政治経験や過去の活動に関して一切オープンにされていない人物だ。 「どこの馬の骨ともわからん人間を区長にしておいて、後になってオレとは意見が合わんからクビや! いうのはいかがなものかと思いますよ。選んだのアンタやろ! っていう(笑)。ただ面白いのは、更迭された和田さんの評価は地元では意外に悪くない。区民の中には『和田さん切るんやったら、ほかにクビ切らなあかん区長ぎょうさんおるやろ!』というような声も