南スーダンからの報道によると、スーダン軍は10日午後(日本時間11日朝)、南スーダン北部ユニティ州イダの難民キャンプを爆撃しました。死傷者は確認されていません。爆撃は同日、上ナイル州の難民キャンプでも行われたといいます。 スーダン軍は、南コルドファン州と青ナイル州で、旧南部系のスーダン人民解放運動・北部(SPLM・N)民兵の掃討作戦を進めています。南コルドファン州では10日、政府軍とSPLM・N民兵が衝突、民兵側の10人以上が死亡し、民間人が負傷しました。 イダ難民キャンプは同州ヌバ山地から戦闘を逃れた南部系住民2万人を収容しています。 南スーダン軍によると、上ナイル州のマレンジ難民キャンプも同日、爆撃機2機による爆撃を受けたといいます。 ユニティ州のデング知事は同日、「(スーダン軍の爆撃機)アントノフから爆弾5、6発が落とされた」と非難。これに対し、スーダン軍は爆撃を否定しています。 南
スーダン政府軍は3日、南スーダンと国境を接する青ナイル州クルムクの「スーダン人民解放運動・北部」(SPLM・N)の拠点を攻撃し、支配下に置きました。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると9月から続く同州の武力紛争で約2万8700人の難民がエチオピア領内に脱出。また南コルドファン州でもSPLM・Nとスーダン政府軍との戦闘が続いています。 SPLM・Nは、7月に独立した南スーダンの与党・スーダン人民解放運動(SPLM)から分離した組織。スーダンでは2005年まで南部を基盤とするSPLMと、北部を支配する政府軍との衝突が続いていました。 青ナイル州では、2010年の選挙でSPLMのアガル氏(現SPLM・N議長)が知事に選出されましたが、スーダン政府側は9月2日、州都ダマジンの知事公舎を爆撃、知事を解任して同州を軍政下に置きました。 ロイター通信によると、国防省は11月3日、「軍がクルムク
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