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ナショナリズムに関するPledgeCrewのブックマーク (13)

  • 塩川伸明『民族とネイション』など - Living, Loving, Thinking, Again

    承前*1 民族とネイション―ナショナリズムという難問 (岩波新書) 作者: 塩川伸明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/11/20メディア: 新書購入: 15人 クリック: 94回この商品を含むブログ (60件) を見る先日、塩川伸明『民族とネイション』を読了。少しメモをしておく。 はじめに 第I章 概念と用語法――一つの整理の試み 1 エスニシティ・民族・国民 2 さまざまな「ネイション」観――「民族」と「国民」 3 ナショナリズム 4 「民族問題」の捉え方 第II章 「国民国家」の登場 1 ヨーロッパ――原型の誕生 2 帝国の再編と諸民族 3 新大陸――新しいネイションの形 4 東アジア――西洋の衝撃の中で 第III章 民族自決論とその帰結――世界戦争の衝撃の中で 1 ナショナリズムの世界的広がり 2 戦間期の中東欧 3 実験国家ソ連 4 植民地の独立――第二次世界大戦後(

    塩川伸明『民族とネイション』など - Living, Loving, Thinking, Again
  • ナショナリズムにおける本質主義批判のために――エトニ,あるいは,ネイションの基盤となるものについて - Danas je lep dan.

    前に, 質主義と構築主義 - Danas je lep dan. で書いたことをもうちょっと詳しく。 ゲルナーら構築主義者はネイションは近代の構築物であると論じるが,それに異議を唱えたのがA・D・スミスだ。 彼はその1986年の著書The Ethnic Origin of Nations(巣山靖司,高城和義他訳『ネイションとエスニシティ――歴史社会学的考察』名古屋大学出版会,1999)の中で,ネイションの基盤となる人間集団としてのエトニ(ethnie)を提唱する。 これまでの議論を基礎とすれば,エトニ(エスニックな共同体)は,いまやつぎのように定義される。エトニとは,共通の祖先・歴史文化をもち,ある特定の領域との結びつきをもち,内部での連帯感をもつ,名前をもった人間集団である,と。私は,このような共同体が,〔……〕歴史のあらゆる時代において,広く分布してきたことを示したい。〔……〕*1

  • ハプスブルク帝国の国民統合と軍隊――極東に囚われた俘虜たちを通して - Danas je lep dan.

    近代国家における「国民」の創出に寄与する装置といえば学校と軍隊であるというのは今さら言うまでもないが,その事情は「いくつものアイルランドをひとまとめにしたような」*1ハプスブルク帝国においても変わることはなかった。  アウスグライヒ(Ausgleich)後のハプスブルク帝国,すなわちオーストリア=ハンガリー帝国の共通軍は,諸民族に最低限のドイツ語能力だけを要求し基的には民族語で兵営における生活を営むことができる場であった。それは立派に国民統合機能を担っていたと言っていいだろう*2。  しかしながらそれは諸民族の配属などの絶妙なバランスの上に成り立ったもので,根的に非常時の制度では有り得なかった。大津留厚の表現を借りれば,「ハプスブルク軍は戦争をしてはならない軍隊だった」*3。総力戦という新しい戦争のかたちはそのような統合を容赦なく突き崩した。弱体のハプスブルク軍が,中欧の同盟国ドイツ

    PledgeCrew
    PledgeCrew 2009/09/06
    オーストリア海軍の艦長さんといえばトラップ大佐!
  • ハンガリー事件と日本の左翼 - 梶ピエールのブログ

    ハンガリー事件と日―一九五六年・思想史的考察 作者: 小島亮出版社/メーカー: 現代思潮新社発売日: 2003/05メディア: 単行購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (6件) を見る 「君の涙、ドナウに流れ」に触発されてすぐに注文したこのが年末にとどいたのですぐに読んだが、日思想史としてもナショナリズム論としても非常に重要な問題提起をしていることに驚いた。再版されてからも既に数年が経過しているので、いまさら取り上げるのも不勉強をさらすようなものだが、これも年末から正月にかけて読んだ大澤真幸『ナショナリズムの由来』から読み取れる論点とも重要なかかわりを持っているように感じたので、とりあえずこのについて簡単に触れておきたい。 著者は講座派マルクス主義の強い影響下に思想を形成したと後書きで触れているのだが、そこから抜け出ようという苦闘の表れか、講座派知識人のハンガリー

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  • 2008-05-23 - ナショナリズムと人種主義——B・アンダーソン『想像の共同体』より - やねごんの日記

    想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (社会科学の冒険) 作者: ベネディクトアンダーソン,白石隆,白石さや出版社/メーカー: リブロポート発売日: 1987/12メディア: 単行 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る ひさかたぶりに再読。まえに読んだときには、ゴテゴテかざりつけられた文体で読みやすくはないものの、そんなむずかしい内容とは思いませんでした。しかし、こうして読み直してみると、ややこしいわー。読むほどに、ナショナリズムとはなにかが、ますますわからなくなってゆくようにおもいます。 ネーション(国民)とはなにか。たしかに、著書はこれについて簡単にして明快な定義をあたえてはいます。 国民とはイメージとして心に描かれた想像の政治共同体である――そしてそれは、来的に限定され、かつ主権的なもの[最高の意志決定主体]として想像される……*1。 ネーション(国民)の

    2008-05-23 - ナショナリズムと人種主義——B・アンダーソン『想像の共同体』より - やねごんの日記
    PledgeCrew
    PledgeCrew 2009/07/05
    それはルソーでしょ。内的には可能な限り平等で民主化された「共同体」というイメージ?しかしナショナリズムが抱える最大の問題は、「共同体」の均質化から、さらに異者の排除に向かいやすいということなのでは?
  • 左のナショナリズム - Baatarismの溜息通信

    7/9の日記では麻生太郎氏にナショナリズムの臭いがしないという話をしましたが、彼のナショナリズム観もちょっと独特なところがあります。「自由と繁栄の弧」でも取り上げられていたソートリーダーに関する話の中に、それが伺える場所があります。 日が恐らく、最大のコストを払って学んだ難問とは、ナショナリズムの扱い方だったのではないかと思います。 わが国ナショナリズムの昂じるところ、過去の歴史において、韓国中国を始めとするアジアの国々で無辜の民を苦しめたことは、引き続き謙虚な反省の念をもって臨まなくてはならない問題です。また先の大戦では、われわれ自身に多くの犠牲を生んだことでもありました。 そればかりではありません。日の現代史は、民主主義の激情が、容易にナショナリズムの興奮へと転化しかねない事実をも教えています。若い民主主義は、ないし、民主主義を希求しようとする若いハートは、由来激しやすいのです。

    左のナショナリズム - Baatarismの溜息通信
    PledgeCrew
    PledgeCrew 2009/06/25
    麻生は基本的に経済人でしょう。池田さん以来の伝統ですけど
  • 愛国心から脱線して - Living, Loving, Thinking, Again

    最近、「左翼」と「愛国心」というテーマの記事が多いような感じがする。例えば、 http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20060924/p1 http://d.hatena.ne.jp/kechack/20060918/p1 http://d.hatena.ne.jp/good2nd/20060918/1158591565 http://d.hatena.ne.jp/sean97/20060924 どうも問題になっている〈国〉、日というのがよく分からない。愛国心という場合に問題になる〈国〉というのは現実存在としての〈国〉ではなく〈国体〉とか〈国粋〉という質存在なのであって、質存在というのは定義上直観不可能なものであるので、わからないのも当然かも知れない。もしかしたら、それは私が真っ当な〈左翼〉ではなくて、ブルジョワ的・封建的頽廃思想・文化に汚染された小ブル的亜

    愛国心から脱線して - Living, Loving, Thinking, Again
  • ロシア・グルジア紛争のゆくえ - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.08.11 ロシア・グルジア紛争のゆくえ (6) カテゴリ:国際 連日の激しい日射と高温のせいか、このところ大気がきわめて不安定のようで、午後になると魔王のような黒雲がむくむくとわきあがり、雷もゴロゴロと呻りだして、にわか雨が降りだす。どうやら、空の上で龍と虎による激しい戦いがおこなわれているようだ。 グルジアとロシアの紛争は、わずか二日間で2,000人を超える死者を出したそうだ。グルジア側は戦闘を停止し、紛争地域である南オセアチアからの撤退をロシア側に通告して、停戦交渉を呼びかけたそうだが、ロシア側は通告の受理は認めたものの、「グルジア軍は攻撃を続けている」 として、停戦に応じていないとのことだ。 ロシアはグルジア共和国の首都トビリシを空爆し、黒海でもグルジア海軍の艦船を沈めるなど、すでに全面戦争の様相を呈している。コーカサス山中にあるグルジア共和国は、面積わずか7万平方キロに

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    PledgeCrew
    PledgeCrew 2009/04/04
    ローザ・ルクセンブルク「民族問題と自治」、これ一冊を読み終えるのに20年かかった、おいおい
  • SBクリエイティブ

    SB新書6月の新刊は3タイトル! 試読版も公開中!! 2018年6月のSB新書は、『AI時代の子育て戦略』(成毛 眞 著)、『「発達障害」と言いたがる人たち』(香山 リカ 著)、『飲んではいけない認知症の薬』( 浜 六郎 著)の3タイトル! 試し読み版も公開中です!! >>試し読み版の一覧ページはこちら

  • 現代日本社会研究のための覚え書き――ネーション/国家 - on the ground

    今回は力作…では別にないですが、少なくともここ1〜2年の間に書き溜めたり書き散らしたりしていたことがまとめてあるので、まぁそれなりに参考にはなるのではないでしょうか。宮台や東の議論との距離を明示したということもありますが、国家については左翼周りで言われているようなことは大体盛り込まれている/織り込まれているはずで、頑張って小難しくて分厚いなどを読まずとも、先端的な議論は押さえられるはずです。このことはシリーズ全体に言えることですが、このテーマでは特にそうです。このシリーズは大学のレポートに流用するのに便利な素材を提供していると思いますが、それはむしろ望なことです。どのテーマでも専門的な文献はほとんど使っていなくて、教科書や新書を中心とした二次的・三次的な文献(+講義資料)や一般向けの書籍の議論を整理したものにネット上の情報を加えて構成された部分が主なのですが、それはこの程度の材料を使っ

    現代日本社会研究のための覚え書き――ネーション/国家 - on the ground
  • 仰天しました――『金曜日』と「日の丸」 | 私にも話させて

    発売されたばかりのの『金曜日』2008年10月10日号を読んでいたら、北村肇編集長の「『週刊金曜日』もよくネットで攻撃されます。時間のムダなので見ないけど」という発言が載っていた(「編集長連続インタビュー 第1回」)。呆れたので叩こうかと思ったのだが、何気なく背表紙の広告を見て、仰天し、書く気を失ってしまった。 上の方の写真が、背表紙下部の写真。その下の写真は、その一部の拡大図。 この集会ポスター(ちらし?)の日の丸、これ、アイロニーとかで使われてるわけではないな。「打ってでよう」というスローガンの旗印として、使われている。一番上の写真の集会告知のデザインも、日の丸の図柄が参照されているように思う。 愛国主義的左翼というわけですか。前回の記事の「(注)」で、山口二郎と萱野稔人(2人とも、『金曜日』の常連執筆者である)の発言を紹介したが、それらの主張そのまんまである。もちろんここでの「自由の

    仰天しました――『金曜日』と「日の丸」 | 私にも話させて
    PledgeCrew
    PledgeCrew 2009/02/15
    昔共産党が富士山をポスターの背景に使ったときも、そのナショナリズム臭に驚いたけど
  • 左派ナショナリストへの疑問 - on the ground

    塩川伸明『民族とネイション』を読了。広範囲に目配りの利いた良書だとは思いますが、全体的に広く浅くという印象で、ほとんど刺激は受けませんでした。著者が専門とする地域での掘り下げがさしてあるわけでもないので、一番有用なのは巻末のブックガイドかなという気がします。要するに教科書的なのですが、導入書としては敷居が微妙だし、民族問題やナショナリズムについて最初に読むべき数冊の中に入れるには押し出しが弱い。いや、内容にケチをつけているわけではないのですが。 ネーションやナショナリズムについては「現代日社会研究のための覚え書き――ネーション/国家」で考えをまとめたということもあり、自分として書くことは特別無いのですが、以下に引く濱口先生の議論について少し。 さて、特集の方ですが、高橋=萱野対談が、ナショナリズムを否定するのなら、国内で格差なんて言っても意味がないというテーマを取り上げていて、なかなか面

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  • 萱野稔人「ナショナリズムが答えなのか」 - martingale & Brownian motion

    高橋哲哉さんとの対談。 こういう、ちょっと、ホンモノの人と対談してもらうと、萱野さんの議論が、どういう位置にあるかが分かる。 萱野さんは、以前から、ナショナリズムに対する、世間の低い評価に不満があるという。 今のグローバル経済の中では、資は、安い労働力を求めて、海外の辺境に進出する。その動きを止めることはできない。 もし、この動きにあらがって、「日人」の労働賃金の水準を維持していくには、どうすればいいのか。萱野さんの答えは、「ナショナリズム」、となる。 ナショナリズムによる以外に、「日」労働者を、他の外国人労働者に優先して、扱うことはできない。 ただ、そこから先は程度問題で、格差問題を解決するためにはナショナリズムが一定有効になるのですが、だからといってナショナリズムなら何でも肯定されるべきだとは思いません。 それに対して、高橋さんは、自分は、ナショナリズムの全否定をしているわけでは

    PledgeCrew
    PledgeCrew 2009/01/15
    萱野はなんか読んだけど題名忘れた
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