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ブックマーク / plaza.rakuten.co.jp/kngti (84)

  • 「~すべし」という命令と「~すべからず」という命令 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2010.05.08 「~すべし」という命令と「~すべからず」という命令 (5) カテゴリ:歴史その他 なんのにあったのか忘れたので、違っているかもしれないが(したがって、実話かどうかは確認できない)、革命から間がない内戦中のある日のこと、当時、チェーカーの議長だったジェルジンスキーが会議中のレーニンに、「反革命」 分子として収監している囚人のリストを渡したという。 会議に没頭していたレーニンはメモに目を通したあと、×印のようなものをつけて、ジェルジンスキーに返した。メモを受け取った彼は、そこにある×印を見て、「処刑」 の指示だと思いこみ、リストにあった全員を即刻銃殺した。 ところが、あとで分かった話によると、実はレーニンには、日頃から目を通した書類にたんなる 「確認済み」 の意味で印をつける癖があったという。もっとも、いずれにしてもレーニンの指令で、多くの人間が 「反革命」 の罪により

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    PledgeCrew 2010/05/10
    最後を少し書き直した/「良心」というとすぐにカント主義者かという定型的反応はうざい
  • 大文字の「良心」と小文字の良心 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2010.05.02 大文字の「良心」と小文字の良心 (5) カテゴリ:思想・理論 自動車事故で死んだカミュに、『正義の人々』 という戯曲がある。このもとネタは、革命前のロシアで、社会革命党の秘密組織の指導者として、要人暗殺などのテロを行っていた、サヴィンコフという名のロシア人革命家が書いた、『テロリスト群像』 という回想録の中にある。 サヴィンコフは、ロープシンという名で 『蒼ざめた馬』 などの小説も書いているが、革命後はボルシェビキ政権に対する武力闘争に加わり、最後は逮捕されて裁判にかけられた。そこで、いったんは死刑判決を受けたものの、「十年の禁固刑」 という特赦による減刑を受けたのち、なぜか刑務所で投身自殺をとげたとされている。 この話については以前書いたが、要約すれば、爆弾投擲による暗殺実行の任務を与えられた、カリャーエフという青年が、目標とする人物が乗る馬車に爆弾を投げようとした

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    PledgeCrew 2010/05/02
    ↓大義掲げた人ら自身によるその暴走に抵抗する良心の話。統治論などしてない。主題理解に欠けるのが貴方の難点。信仰の「真偽」だって内容ではなく有無の話だったはず。で、その立憲主義はどこから呼び出されるんだ
  • 「自由」についてつらつらと - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2010.04.25 「自由」についてつらつらと (5) カテゴリ:思想・理論 いわゆる 「人権」 なるものはもちろん西欧起源であり、したがってキリスト教に由来する。中学の社会科では、ロック、ルソー、モンテスキューの三人を、代表的な啓蒙思想家として教えられるが、基的人権といえば、ロックの 『市民政府二論』 ということになっている。 明治の自由民権運動では、「天賦人権」 なんて言葉も流行ったが、ようするに人権なるものは、神から与えられたものだから、たとえ国王でも侵すことはできないよ、という話。ロックは、たとえばこんなふうに言っている。 自然状態には、これを支配するひとつの自然法があり、何人もそれに従わねばならぬ。この法たる理性は、それに聞こうとしさえするならば、すべての人間に、いっさいは平等かつ独立であるから、何人も他人の生命、健康、自由または財産を傷つけるべきではない、ということを教える

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    PledgeCrew 2010/04/26
    ↑それは「定説」というよりむしろ「常識」。消極的自由と積極的自由の話はいずれ時間があれば。なお「自由」を単なる恣意や偶然性ではなく、自己の本性に基づいたという意味で「必然」として捉えたのがスピノザ
  • 小泉政治またはポピュリズムの謎 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2007.11.12 小泉政治またはポピュリズムの謎 (7) カテゴリ:政治 このところ、朝晩の冷え込みがめっきりと厳しい。ついこないだまで最高気温が30度をこえる日が続いていたのを思うと、まったく冗談のような時の速さである。あまりに冷え込みが厳しいと、このまま冬に突入してしまうのかとすら思う。 もともと、秋という季節は暑い夏と寒い冬の間の一時的な移行期にすぎないのであり、夏の暑さや冬の寒さのような明確な属性というものを持っていない、いささか影の薄い季節なのであるから、こればっかりはしかたがない。 さて、「ポピュリズム」 という言葉は、一般には「大衆迎合主義」と訳されることが多い。もちろん、これは意訳なのであって、この言葉を直訳すれば単なる 「人民主義」 にすぎない。たとえば、「ヴ・ナロード」(人民の中へ)を掲げた19世紀ロシアのナロードニズムも、英語に訳せば同じ populism であり

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    PledgeCrew 2010/03/03
    政党政治における「利益代表」ということの意味について
  • 「節分」ということで鬼の話など - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2010.02.02 「節分」ということで鬼の話など (4) カテゴリ:神話・伝承・民俗 「節分」 とは、ほんらい春・夏・秋・冬の季節の分かれ目のことであり、立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前日を指す。いまでも正月のことを新春と呼ぶ習慣が残っているように、もとは春が新年のはじまりであって、旧正月と暦上の冬と春の区切りである節分はほぼ同時期になる。 ただし、立春が太陽の運行に基づいているのに対し、旧暦は基的に月の運行に基づいているから、正月と立春の関係はかならずしも一定しない。ときには、年が明ける前に立春を迎えて春になることもあり、そこから、明治に短歌革新を掲げた正岡子規により、「実に呆れ返つた無趣味の歌」 などとぼろくそにいわれた、古今和歌集巻頭のこんな歌も生まれている。 としのうちに 春はきにけり ひととせを こぞとや いはむ ことしとや いはむ たしかに、この歌の意味は、年のうちに春

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    PledgeCrew 2010/02/08
    柏鵬時代ならともかく、栃若時代は全然記憶にないです。柏戸と大鵬は攻めの柏戸 vs 受けの大鵬というイメージですね。そのへんは将棋の升田と大山の関係に似てるかも
  • 自民党のあきれたご都合主義 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2010.01.22 自民党のあきれたご都合主義 (1) カテゴリ:政治 こちらのサイトによると、「三寒四温」 とは もとは中国の東北部や朝鮮半島北部で冬の気候を表すために使われていた言葉で、シベリア高気圧から吹き出す寒気がほぼ7日の周期で、強まったり弱まったりすることに由来するのだそうだ。 そこにも書いてあるように、この言葉はたしかに最近では、むしろ低気圧と高気圧が交代しながらしだいに暖かくなっていく、春先の気候変化を表すことが多くなっているが、ここ数日の気候と気温の変動は、まさにこの言葉の来の意味にぴったりのようだ。 昨日はひじょうに暖かく、近くにある小さな橋の上から下をのぞくと、浅く透明な川の底に、まるまると太った鯉が潜水艦のようにゆったりと沈んでいるのが見えたりしたのだが、今日は一転して冷え込んだ。明日はもっと冷え込むらしい。 冬はなんとなく人が死ぬ季節というイメージがある。今年

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    PledgeCrew 2010/01/27
    検察批判が即小沢擁護だ陰謀論だという話にはならんのですがね。この件ではどうも意見が両極端に分かれすぎ。検察が政治的なのは分かりきったことで、結果として検察のヒーロー視と聖域化だけが進むのは最悪でしょう
  • たいへんな一日だった - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.07.28 たいへんな一日だった (4) カテゴリ:歴史その他 久しぶりに仕事がすべて片付いたので、今日は運動をかねて、午後から暑い中を自転車で外へ出た。わが家には車もバイクもないので、外出するときは徒歩か自転車か、でなければ公共の交通機関を使う。 とりあえず、歩いて10分ぐらいの範囲にスーパーも堂も書店もあるので、日常の用はそれですべて足りる。ようするに、半径1kmか2kmという、ごく狭い圏内で一年のほとんどを生活しているのだ。 家を出たときから、空には映画 「ゴーストバスターズ」 に登場した、巨大なマシュマロマンのような雲が聳え立っていたので、ちょっとやばいかなと思っていたら、案の定、帰宅途中のあと2-300mというところで、いきなり猛烈な驟雨に見舞われた。 自宅に辿り着いてテレビをつけると、神戸の都賀川での水難事故に、富山や石川、京都の水害、さらには琵琶湖であった 「鳥人

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    PledgeCrew 2010/01/17
    「海ゆかば」についてすこし触れた。マッカーサーはこの歌で、日本人の心性を理解したそう
  • 宮内庁もまだまだ了見が狭いと思う - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.02.16 宮内庁もまだまだ了見が狭いと思う (18) カテゴリ:歴史その他 昨日、こんなニュースがあった。神功皇后陵を初調査 宮内庁は15日、日考古学協会など考古学、歴史学の計16の研究団体に、奈良市の神功皇后陵(五社神古墳)への立ち入り調査を許可し、22日に調査が実施されると発表した。 これまでも補修工事などの際に見学が認められることはあったが、学会側の要望に基づく陵墓の立ち入り調査は初めて。 宮内庁や協会によると、陵に入るのは各団体の代表16人。墳丘の外観を目視で観察するのが中心。立ち入りは墳丘第一段目の平らな場所までで、発掘は認められていない。 宮内庁が過去に作成した図面を検証するほか、埴輪の確認などで詳しい築造時期を明らかにするのが目標で、4月上旬に奈良市でシンポジウムを開き、調査結果を公開する。来年度以降も、京都市の明治天皇陵(伏見城跡)など全国の陵墓調査を申請する

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  • 年末に相応しくないエントリ - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2007.12.31 年末に相応しくないエントリ (2) カテゴリ:カール・シュミット 「インディアンサマー・クリスマス」 などという戯言をはいたところ、それからわずか数日で寒波がやってきた。さすがは12月、「腐っても鯛」 といったところだろうか。 『プロテスタンティズムの倫理と資主義の精神』 など多数の著作で知られる、かのマックス・ウェーバー (ヴェーバーと呼ぶ人もいるが) は、政治について 「神々の戦い」 と表現している。 それは、政治が 「理念」 やイデオロギーをめぐる闘争の場であり、しばしば非和解的な対立がもたらされるということ、と同時に、そのような対立は単純な 「善」 と 「悪」 の戦いなどではなく、もじどおり 「正義」 と 「正義」 の戦いなのであるという二重の意味を持っている。 だが、まだ終わったばかりの20世紀を振り返ってみれば、戦争が非常な苛烈さを帯びるようになったのは

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    PledgeCrew 2009/12/02
    ウェーバーいわく「政治にタッチする人間、すなわち手段としての権力と暴力性とに関係をもった者は悪魔の力と契約を結ぶものである」、小池百合子先生もとうとう悪魔と契約を結んだようであります
  • ホワイトクリスマスはすでに死語である - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2007.12.25 ホワイトクリスマスはすでに死語である カテゴリ:歴史その他 今日は久しぶりにいい天気だった。空にはほとんど雲がなく、歩いていると汗ばんできて、とうとうセーターも脱いでしまった。 冬至であるから確かに日は低いし、すぐに沈んでしまう。しかし、人間は直立して歩くものであるから、太陽が低いほうがむしろ日を受ける面積は大きくなり、熱を吸収しやすくなる。まったく、「ホワイトクリスマス」 どころか、「インディアンサマー ・ クリスマス」 という言葉のほうがぴったりするような一日だった。 クリスマスは、一般にはイエス・キリストの誕生を祝う日ということになっているが、「聖書」 を読む限り、実際の誕生日がいつだったかははっきりしない。イエスの誕生について一番詳しく描かれているのは、新約聖書に納められた 『マタイによる福音書』 である。 イエスがヘロデ王の代に、ユダヤのベツレヘムでお生れに

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    PledgeCrew 2009/12/02
    先進文明圏から受容された理念宗教の土着化に伴って固有の土着信仰が混入することは珍しくない。神道はむろん日本の固有の自然信仰ではあるが、自然信仰はどこにでもあるし、天皇制との結びつきは必然的ではない
  • 物言えば 唇寒し 秋の空 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.10.08 物言えば 唇寒し 秋の空 (5) カテゴリ:ネット論 物言えば 唇寒し 秋の空 これは、芭蕉の有名な句であるが、一般には 「人の悪口など、言わずもがなの余計な事を言ったりすると、思いがけない災いを招くことになるから、なるべく口を慎めということ」 というような意味で使われているようだ。 これは、この句に 「人の短をいふ事なかれ 己が長をいふ事なかれ」 という前書きがついているせいだそうだが、この前書き自体は元禄9年に上梓された 『芭蕉庵小文庫』 において追加されたものなのだそうだ。 芭蕉が亡くなったのは元禄7年だが、この 『芭蕉庵小文庫』 は史邦(名は中村荒右衛門)という芭蕉の門人が師の死後に編纂したものである。芭蕉自身は、「わが草庵の座右に書き付けることを思ひ出でて」 と前書きをしているそうだ。 しかし、漂泊の詩人たる芭蕉に、いささか道学者じみた訓戒の句などは似合う

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    PledgeCrew 2009/11/16
    2009.11.15日に一部加筆。これもまだまだ使える
  • 秋は本当に来るのだろうか - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2007.09.21 秋は当に来るのだろうか (17) カテゴリ:雑感 今日も暑い。連日、最高気温が30度を超える真夏日が続いていて、あちこちで最も遅い真夏日の記録を更新しているのだそうだ。アスファルトの道路には、くっきりとした影が灼きついている。 それでも、さすがに7, 8月に比べれば太陽は低くなっており、おかげで影が伸び日陰も広がっている。日陰に入っていれば、ときおり吹く風で少しは涼しさを味わうことができる。やはり、まだ目には見えないけれど、秋はすぐそこまで来ているのだろうか。 ところで、昨日広島高裁で行われた 「光市母子殺害事件」 の差戻し公判で、遺族の村洋氏が、「君の犯した罪は万死に値する」 という旨の意見陳述を行った。 この事件では、被告の元少年は殺意は否認しているが、犯罪事実そのものについては争っていない。つまり、被告が事件の実行者であることは確定しているということだ。 差

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    PledgeCrew 2009/11/15
    遺族や被害者による司法参加の是非について。土浦の無差別殺傷事件の場合 http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/ookamu/20091114/p1
  • 「自己イメージ」の歪み、あるいは「認知的不協和」について - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2008.08.17 「自己イメージ」の歪み、あるいは「認知的不協和」について (2) カテゴリ:ネット論 手記の中から箴言風の言葉を集めたウィトゲンシュタインの 『反哲学的断章』 に、「自分を騙さないことほど難しいことはない」 という言葉がある。言い換えると、「自分を騙すことほど簡単なことはない」 となるだろうか。むろん、この程度のことを言うのに、わざわざ大先生の名前など出す必要はないのだが、ちょっと 「知ったかぶり」 をしてみたいのである。 誰が言い出したのか知らないが、インドの釈迦、中国の孔子と並べて三大哲人と言われているソクラテスが、デルフォイのアポロン神殿に刻んであった 「汝自身を知れ」 という言葉を、導きの糸としていたことは有名な話である。「自分自身を知る」 ということは、古来より多くの東西の賢人が課題としていたことなのである。 それはつまり、「自分自身を知る」 ということがい

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    PledgeCrew 2009/11/10
    どう見てもただの「独りよがり」な勘違い人間が他人を「独りよがり」と非難しているところなどを見ると、この記事もまだまだ使えるか
  • 無敵の人々 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2007.12.03 無敵の人々 (19) カテゴリ:ネット論 タイトルをつけてから、しばし考えた。この言葉は、いったいどこからどのようにして、わが脳髄にいたり来たったのであろうか。 しばしの沈思黙考をへて浮かんだのは、かのドストエフスキーの 『貧しき人々』 と、10数年前になくなったイタリアの作家アルベルト・モラヴィアの処女作 『無関心な人々』 であった。あと、やや長いのであれば、戦前に書かれた葉山嘉樹の 『海に生くる人々』 なんてのもある。ただし、これは名前しか知らない。 ところで、タイトルの 「無敵の人々」 という言葉であるが、これは必ずしも 「負けない」 人たちという意味ではない。おやおや、「無敵」 ということは 「負けない」 ということと同じではないか、という異議がちらほらと聞こえてきそうであるが、とりあえず今はそういうことにしておく。 さて、ウェブ上を毎日のように散歩している方

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    PledgeCrew 2009/11/08
    「無敵の人々」名簿に、あの人やこの人に加えて新たにLooper氏を追加。Looper氏のお友達の「お玉さん」はコメントには「愛」が必要といっていたが、そんなことでは破門されても知らないよ(笑)
  • ピーターかペーターかペテロかピョートルか - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2007.11.27 ピーターかペーターかペテロかピョートルか (19) カテゴリ:仕事・翻訳 ヨーロッパ系の人名というものは、聖書などの古い書物に由来するものが多い。したがって、一見違うように見える名前も、元をたどれば同じということが多く、同じ人の名前が、その国の言葉によって様々に変化して呼ばれていたりする。 たとえば、カフカの 『審判』 の主人公であり、最後は理由も分からず二人の男に 「犬のように殺された」 ヨーゼフ・K のヨーゼフとは、英語ではジョゼフ、スペイン語ではホセ、イタリア語ではジュゼッペ (つまりピノキオを作ったおじいさん)、ロシア語ではヨシフ (スターリン!) となる。 この名前は、もとは聖書に出てくるアブラハムの子イサク (あやうく親父どのによって、神への生贄にされそうになった人) の子ヤコブのそのまた子であるヨセフや、イエス様の血のつながらない父親である大工のヨセフか

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    PledgeCrew 2009/11/05
    死去の報 (1908年11月28日 - 2009年10月30日) リーヴァイ=ストラウスさんとは遠い親戚なんだそうで←確認はされてないみたい。Wikiでは「要出典」となっていた
  • レヴィ=ストロース、マルクス、さらにサルトルについて - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2009.03.08 レヴィ=ストロース、マルクス、さらにサルトルについて (3) カテゴリ:思想・理論 気がつけば、すでに三月である。ウグイスの声は聞かないが、あちこちで梅もちらほらと咲いている。まさに 「一寸の光陰軽んずべからず」 である。もっとも、これはちょっと季節が違うが。 一月はわずか三、二月はやっぱりわずか四しか書けなかった。おかげで、20万アクセスを目前にしながら、日記の記入率は日ごとに下がり続けている。とはいえ、これでもまだまだ麻生内閣の支持率よりはましなようである。しかし、せめて週に二ぐらいはなにか書きたいと思うのだが、仕事が忙しかったりするとそうもいかない。 人類学者として知られるレヴィ=ストロースは1908年の生まれだが、誕生日は11月28日だそうで、昨年めでたく100歳の誕生日を迎えたそうだ。ちっとも知らなかった。これは、たまたまいくつかのサイトで知ったのだが

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    PledgeCrew 2009/11/05
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  • 独学者とトンデモ説の親和性、または権威主義的性格について - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2009.10.25 独学者とトンデモ説の親和性、または権威主義的性格について (1) カテゴリ:ネット論 以前、サルトルの 『嘔吐』 に出てくる 「独学者」 なる人物にふれて、「サルトルの 『嘔吐』 をちらちらと読み返してみた」 なる雑文を書いたことがある。そこで引用した 『嘔吐』 の箇所をもう一度ひいてみる。なお、引用文中の 「彼」 とは、この 「独学者」 を指している。 彼は目で私に問いかける。私はうなづいて賛意を評するのだが、彼がいくらか失望したということ、彼が欲したのは、もっと熱狂的な賛同だったということを感じる。私に何ができようか。彼が私に言ったことのすべての中に、人からの借り物や引用をふと認めたとしても、それは私が悪いのだろうか。 言葉を質問形にするのは癖なのである。じっさいには断定を下しているのだ。優しさと臆病の漆は剥げ落ちた。彼がいつもの独学者であるとは思われない。彼の顔

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    PledgeCrew 2009/10/25
    「心に青雲」の人などはまさにこの典型 http://blog.goo.ne.jp/hienkouhou ほかにも「権威主義的性格」を隠し持った人っておりますな。「一匹狼」だの「反逆者」だのを気取った人間というのはたいていそうです
  • 風と桶屋の関係、またはバタフライ効果 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2009.10.21 風と桶屋の関係、またはバタフライ効果 カテゴリ:思想・理論 気象学にバタフライ効果という言葉がある。Wikipediaによると、これはエドワード・ローレンツという人が1972年にアメリカ科学振興協会でおこなった講演のタイトル、『予測可能性-ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』 に由来するということだ。 これはむろん一種の比喩であり思考実験なのであって、どこかでの蝶のはばたきが、実際につねにどこかに竜巻を引き起こすというわけではあるまい。だいいち、そんなことがあちこちでしょっちゅう起きていては、たまったものではない。 難しい数学はちんぷんかんぷんだが、ようするにカオス理論なるものによれば、「カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす。そしてそれは予測不可能」 ということらしい。いや、そういうふうに言わ

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    PledgeCrew 2009/10/21
    二三日前から書きかけていたのに、またしてもid:tikani_nemuru_M氏に先を越された
  • あれやこれやの雑感 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2009.10.16 あれやこれやの雑感 (2) カテゴリ:ネット論 鳩山内閣が誕生してはや一ヶ月である。長かった自公政権の後始末がたいへん、というのは分かるのだが、予算やら事業の見直しやらと、まだまだ前途は多難のようだ。鳩山由紀夫という人については、いまひとつよく分からないのだが、なんとなくやはり昔の細川護煕氏と同じ、育ちのよさからくる軽さが感じられる。いや、人の良さからくる能天気さのほうは、むしろ細川氏以上なのかもしれない。 たしかに、内閣のメンバーを見れば、前の内閣などにくらべて、なかなかの論客と実力者ぞろいのようだ。だが、そのことがかえって内閣のアキレス腱になるおそれというのもなくはない。つまり、はたして今の鳩山氏に、論客であり野心もあるであろう人がおおぜいそろっている内閣をまとめるだけの力があるのだろうかという疑問だ。国民新党の静香ちゃんなどは、どう見ても首相より大きな顔をしてい

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    PledgeCrew 2009/10/18
    あっちの話やこっちの話を適当に織り交ぜて一つにまとめているので、皆様ご自由に読んでください
  • 「認知的不協和」またはイソップのキツネ - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2009.10.10 「認知的不協和」またはイソップのキツネ (2) カテゴリ:思想・理論 「認知的不協和」(cognitive dissonance)とは、人が自身の中で互いに矛盾する認知を同時に抱えた状態だとか、そのときに覚える不快感を表す社会心理学の用語で、アメリカの心理学者レオン・フェスティンガー(1919-1989)という人が提唱したのだそうだ。 この人によれば、「認知的不協和」 が存在すると、その不協和を軽減し除去するための心理的圧力が生じ、その結果、どちらかといえば不都合な一方の要素が無意識のうちに修正されて、「不協和」 な状態が軽減されたり除去されるということだ。 この理論の説明でよく言及されるのが、イソップ寓話にある 「キツネとブドウ」 の物語である。これは誰でも知っているだろうが、ある日、美味しそうなブドウがなっているのを見つけたキツネが、一生懸命とびあがって獲ろうとし

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    PledgeCrew 2009/10/10
    http://qurl.com/bqysphttp://qurl.com/v6rb8で「ブーメラン」とか言い出すバカがいるだろうから先回りして言っておく。これは一般論でありしたがって話者自身を排除するものではない。それにしてもこういう例多いなと思う今日日